加賀市とまちの研究所が協力!新たな教育プロジェクト始動
加賀市とまちの研究所が包括連携協定を締結しました。この協定の目的は、市の乳幼児教育環境を充実させることであり、特に「創造的な学び」を重視した保育・教育を実現することにあります。
保護者や子どもたちを中心にした新たなアプローチ
まちの研究所は、保育園や子育て支援センターを運営しており、地域に根付いた保育と教育事業を展開しています。また、姉妹会社のナチュラルスマイルジャパン株式会社が運営する「まちの保育園」や「まちのこども園」では、全国的にその取り組みを進めています。そこで培った知識や経験をもとに、加賀市とのコラボレーションを通じて、地域全体を学びの場とすることを目指しています。
加賀市は2023年1月に「学校教育ビジョン”BE THE PLAYER”」を策定し、教育の方針を従来の偏った価値観から脱却し、各子どもの可能性を最大限に引き出す方向へとシフトしました。これにより、まちの研究所の取組が生きる機会が増え、地域全体での教育の質の向上を図っています。
具体的な協力事項
この新たな協定の中で、具体的に協力していく内容は次の点です。
1.
保育・教育の実現: 加賀市の教育ビジョンに合わせた地域全体での育成環境の創出
2.
子ども中心のコミュニティの形成: 子どもを主体にしたコミュニティの創造
3.
保育士の養成: 専門家としての保育士育成に向けた訓練プログラムの実施
4.
小学校との連携: 教育の接続を円滑にする取り組み
5.
デジタル活用: 教育環境のディザインにデジタル技術を導入
6.
特別な支援が必要な子どもたちへの配慮
7.
その他必要事項: 教育環境改善に関連する全ての事項
今後の展開について
今後のプロジェクト例には、「創造性を育む保育・教育」の導入推進のための具体的な施策として、
- - プロジェクトの策定
- - 実践的な研修やプログラムの開発
- - 子どもとその家族を中心にしたコミュニティ形成
が挙げられます。この取り組みを通じて、地域におけるシティプライドや創造性を高めることを狙います。
レッジョ・エミリア・アプローチを活用
この協力には、「レッジョ・エミリア・アプローチ」を取り入れた保育実践が含まれています。このアプローチは、北イタリアで生まれた教育手法で、子どもの無限の可能性を信じる考え方が特徴です。地域全体で育まれるこのアプローチにより、子どもたちの創造性は一層広がっていくでしょう。
まちの研究所の代表である松本理寿輝氏は、「地域全体で子どもの成長を支えることが重要です。」と語ります。今後の展開にも期待が寄せられています。
加賀市とまちの研究所の連携が、地域の教育環境に新たな風を吹き込むことでしょう。子どもたちが輝ける未来を共に築いていくために、私たちも注目していきたいと思います。