横河電機とRolls-Royce SMRの協業が切り拓く次世代原子力
横河電機株式会社とRolls-Royce SMRは、英国初の小型モジュール炉(SMR)向けデータ処理・制御システム(DPCS)を共同で開発する戦略的なパートナーシップを締結しました。この協業は、Rolls-Royce SMRが展開するグローバルなSMRプログラムの第一歩となります。
協業の概要
Rolls-Royce SMRは、英国マンチェスターを本拠とし、次世代の原子力エネルギーを革新する企業です。一方、横河電機は世界的に名高い産業オートメーション企業で、エネルギー分野での独自のノウハウを持っています。双方の強みを生かし、制御システムの設計からエンジニアリング、試験、設置に至るまでのプロセスを共同で進めていきます。この取り組みは、特に英国のチェシャー州ランコーンに所在する横河電機の技術拠点を中心に展開される予定で、チェコおよびオランダでも業務が進行します。
原子力エネルギーの未来
Rolls-Royce SMRのオペレーションおよびサプライチェーンディレクター、Ruth Todd氏は、「この制御システムの契約は、Rolls-Royce SMRのビジョン実現に向けた大きなステップです。世界最高のサプライヤーと共に協力することは、私たちにとって極めて重要です」と語っています。また、彼女はこの計画が地元の雇用創出や技術の進化、経済成長に寄与することを誇りとして挙げています。
そして、横河電機の中岡興志執行役専務も「次世代の原子力エネルギーに向けた新たな技術やソリューションに挑戦できることを嬉しく思います。原子力は低炭素で安定した電力源として重要であり、我々は安全で効率的な制御システムを通じてその達成に貢献していきます」と述べています。
新たな挑戦への道
このプロジェクトは、英国との密接な結びつきを持ちつつ、チェコでの電力会社ČEZとの提携や、スウェーデンのVattenfall社にも候補企業として選ばれるなど、国際的な展望を持っています。これにより、次世代原子力エネルギー市場のさらなる拡大が期待されます。
横河電機とRolls-Royce SMRのコラボレーションは、未来のエネルギー供給源における重要な一歩として位置付けられています。
まとめ
この新たな協業により、世界の脱炭素目標に向けた原子力技術の発展が期待されています。横河電機とRolls-Royce SMRの連携は、次世代エネルギーの礎を築くものであり、技術革新と共に新たな雇用機会を創出し、地域経済の活性化にも寄与していくことでしょう。今後の進展に大いに注目したいところです。