旭洋工業、WAPの新システム「HUE Purchase」を導入し業務効率化を実現
最近、株式会社旭洋工業製作所が株式会社ワークスアプリケーションズ(WAP)の購買管理システム「HUE Purchase」を導入しました。このシステムの稼働により、業務のペーパーレス化と工数削減が見込まれ、年間最大で18万枚の紙を削減しつつ、購買業務の工数を最大70%削減することが期待されます。
採用の背景
旭洋工業では、購買業務の大部分が紙やFAXに依存していたため、月300時間以上もの工数がかかっていました。また、インボイス制度に対応する必要があり、業務がますます複雑になる恐れがありました。加えて、IT人材不足が要因で、旧システム(AS400)の維持コストも増大していました。
こうした状況を打開するため、企業は柔軟性の高い「HUE Purchase」を採用しました。このシステムにより、旧来の業務形態を大きく変更することなく、デジタル化された購買業務が実現しました。
導入による期待される効果
「HUE Purchase」の導入により、旭洋工業は年間18万枚のペーパーレス化を見込んでいます。購買業務をシステム内で完結できるため、諸々の業務が効率化され、例えば検索、入力、承認、分析などがスムーズに行えるようになります。この結果、最大70%の工数削減も期待されているのです。
導入サポートの概要
今回のシステム導入は、WAPのパートナー企業である日本情報通信株式会社(NI+C)の協力により実現しました。NI+Cは「HUE Purchase」のデリバリーを行い、自社のローコードツール「Mendix」を活用して、周辺業務との統合的な業務環境を構築する道筋を支援しました。
旭洋工業のコメント
旭洋工業の経営管理部次長である野木氏は、IT部門の後継者不足により、現行システムの安定運用に課題があったことを述べています。しかし、「HUE Purchase」の導入により、法改正への無償バージョンアップが実施され、機能も豊富であることから、現場部門でも業務の改善が進められると期待しています。さらに、NI+C製品との併用によって、購買業務の周辺も改革が進むことが期待されるとのことです。
HUEについて
HUEは日本の大手企業向けに設計された国産ERPで、6700以上の標準機能を有しています。そのフィット率は97%であり、2200社以上の導入実績もあります。クライアントの声を基に進化を続け、業種や業態を問わず多様な業務要件に応えられる柔軟さが特徴です。
ワークスアプリケーションズについて
ワークスアプリケーションズは1996年に日本初のERPパッケージベンダーとして創業。ノーカスタマイズや無償バージョンアップなどの革新的な取り組みで、国内の大手企業をサポートしてきました。今後も企業と個の成長を最大化し、さらなる業務改革を推進していく方針です。