チームラボが描く未来のアート空間が京都に登場

2025年に京都にオープン予定の新たなアート空間

チームラボが2025年10月に京都市南区に常設のアートミュージアム「チームラボバイオヴォルテックス京都」をオープンします。このプロジェクトは、京都市が進める京都駅東南部エリアの振興に基づいており、地域の文化発信とアートにおける新たな価値の創出を目指しています。

アートの革新と永遠が共鳴する空間

新たに設立されるこのアートミュージアムでは、チームラボの代表的な作品に加え、日本未公開の作品も登場予定です。開館のための準備が進む中、公式ウェブサイトでは随時詳細が発表される予定です。

特に注目されるのは、「The Eternal Universe of Words」という作品で、訪れた人々が永続的に書が書かれ続ける空間に包まれる体験ができるとのこと。この作品は、人々の視覚だけでなく聴覚にも訴えかけ、書の音が響き渡るとのことです。

これまでに体験したことのない感覚

また、「呼応するランプの森：One Stroke - Fire」も見逃せません。この作品を通じて、参加者は光の動きを目の当たりにし、鑑賞者同士の関係性がどのように美しさを創り出すかを体感できる経験が待っています。ランプが配置された空間は、まるでコミュニティのように、鑑賞者の動きに合わせてコラボレーションを生み出します。

さらに、「Massless Amorphous Sculpture」という作品も展示されます。これらの彫刻は、物理的な枠を超越した存在であり、観賞者が触れても決して動くことがない不思議な体験を提供します。彫刻は視覚的な存在を持ちつつも、その形状や状態が観賞者の行動によって変わる様子は、一度でもその空間に入れば忘れられない記憶となるでしょう。

参加することがアートを創造する

チームラボの作品「Traces of Life」は、訪れる人々と共に動き、足跡を残すことで、その空間自体を形成します。このように、観賞者の存在がそのままアートの一部となることを体感できる作品も魅力の一つです。

本施設の設立は、京都市だけでなく、大阪を中心とした企業の協力を得て進められており、地域活性化にも寄与することが期待されています。具体的には、文化芸術を中心に据えたまちづくりを推進するための拠点となることを目的としています。

チームラボバイオヴォルテックス京都は、観賞に訪れる人々に新しいアート体験を提供し、深い感動と思索を促す場となるでしょう。公式ウェブサイトでは、開館日やチケット情報が発表される予定ですので、ぜひチェックしておきましょう。

チームラボバイオヴォルテックス京都公式サイト