木下裕介氏の挑戦
2025-08-12 09:19:06

住友商事の木下裕介氏が語る炭素市場への情熱と挑戦

住友商事の木下裕介氏が語る炭素市場への情熱と挑戦



株式会社exroadが提供する新たなカラム『CARBON JUNCTION -私と炭素市場の交差点-』の第2回が配信され、今回は住友商事の木下裕介氏が登場します。本企画は、カーボンクレジットや排出量取引制度に関する知見や経験を持つ方々が語るインタビュー形式で進行し、読者が彼らの人となりを感じられるような内容を目指しています。

木下氏は、住友商事のエネルギーイノベーション・イニシアチブのユニット長としてカーボンソリューション事業に携わっており、彼のキャリアは多岐にわたります。セメント事業から食料、そしてカーボンクレジット関連ビジネスに至るまで、さまざまな業務を経験してきました。特に、2021年からはカーボンクレジットビジネスをリードし、今や炭素市場の最前線に立っています。

初めての経験と原体験


木下氏の人生の原点は、父親の仕事の都合でインドのムンバイに住んでいた幼少期にあると語ります。1993年、彼が小学生だったその時期、彼は様々な異文化に直面しました。その中で、経済感覚や衛生感覚が覆される経験をし、強烈な刺激を受けました。日本で育った普通の少年から、インドという混沌とした環境での生活を通じて、彼の視野は広がり、後の職業人生にも影響を及ぼしました。

カーボンソリューションへの道


大学時代にラグビーに打ち込み、肉体的にも精神的にも鍛えられた木下氏は、卒業後に住友商事に入社しました。最初の配属先は国内営業のセメント部門であり、そこでの経験は彼に新たな視点を与えました。当時、カーボンに対する関心は希薄でしたが、事業を通じて徐々にこのテーマに目覚めていったのです。

様々な部署を経て、彼はニュージーランドへ派遣され、森林事業の立ち上げに携わります。この体験が彼にとっての「カーボンクレジットとの初めての出会い」となり、今後の業務におけるカーボンソリューションの重要性を認識するきっかけとなりました。

未来の展望


近年、カーボンプライスが右肩上がりになり、木下氏はこの業界の可能性にワクワクしています。彼は現在、インドネシアでのマングローブ植林といったボランタリークレジットの開発にも取り組んでおり、さらなるエコシステムの構築に寄与しています。

「2050年には、業界全体での同窓会を開き、これまでの成果を振り返ろう」と語る木下氏のビジョンには、彼自身の情熱だけでなく、業界全体を活性化させるという強い思いが感じられます。カーボン市場の発展に向け、彼は引き続き活躍の場を広げていくことでしょう。

今後の『CARBON JUNCTION』にも注目が集まる中、木下氏と炭素市場への挑戦に期待が高まります。読者にとって、この新しい試みが業界内の対話や繋がりのきっかけとなることを願っています。

【株式会社exroadについて】
住友商事は、2022年に設立された株式会社exroadを通じて、カーボンクレジットや排出量取引制度のデータベースを提供し、業界に貢献しています。経済産業省とも連携し、未来志向のビジネスモデルを構築しています。

関連情報やニュースレターは公式ウェブサイトから確認できますので、ぜひご登録ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
株式会社ExRoad
住所
港区
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。