コドモンとベネッセが育児支援で連携
保育業務支援システム「CoDMON」を展開する株式会社コドモンと、育児情報誌を手掛けるベネッセが資本提携を結ぶことが発表されました。これは、急速に変化する育児環境において、両社の持つ専門知識を融合させ、より充実した育児支援サービスの提供を目指すものです。
提携の背景
コドモンは、日々の保育業務を支援するICTシステムを提供しており、これまでに全国約2400の保育園に導入されています。システムは、園長や保育士の業務負担を軽減することを目的としており、登降園管理や保育料の計算、報告書の作成など、幅広い機能を持ち合わせています。
一方、ベネッセは、妊娠から育児までをテーマにした雑誌やWebサイトを通じて、育児にまつわる情報を提供しています。その活動は、妊娠や出産、育児の支援にとどまらず、幼稚園や保育所向けの情報誌や研究事業にまで及びます。両社が今回提携することで、育児の質向上を目指す取り組みが加速することが期待されます。
育児環境の変化
最近では共働き家庭の増加や待機児童問題、保育士不足など、育児を取り巻く環境が変化しています。また、幼児教育・保育の無償化が進む中、「保育所保育指針」の施行により、新たな教育指針が求められるようになりました。これに伴い、遊びを通じた学びの重要性が高まり、保育の形も進化が求められています。
こうした変化に対し、コドモンとベネッセは相互に持つ知見を活かし、新たな育児支援サービスを共同開発しています。具体的には、幼稚園や保育園向けに、教育プログラムや発達段階に応じた育児情報の提供が行われる予定です。これにより、保護者が必要とする育児情報や育児用品のシェアリングサービスが充実し、家庭と保育園の連携が一層強化されることになります。
今後の展望
コドモンは、既存の業務支援システムの枠を超え、家庭と保育園間での質の高い育児環境を実現することを目指しています。また、各家庭における育児のサポート体制を強化するためのサービスも計画中です。両社の取り組みがより多くの家庭に広がり、育児支援の新たな基盤となることが期待されます。
会社情報
所在地:東京都港区三田3丁目1−4 Net1.三田ビル4F
代表者:小池義則
事業内容:保育業務支援システムの開発・提供
サービスHP:
CoDMON
この提携によって、コドモンとベネッセは、今後の育児支援に対する期待に応え続けることでしょう。育児環境の質の向上に向けた新たなスタートが切られることを、多くの家庭が待ち望んでいます。