鉄道の介助申請統一へ
2026-09-16 15:50:53

ミライロと日立が鉄道の介助申請を一元化する合意を発表

株式会社ミライロと株式会社日立製作所は、鉄道を利用する際の障害者の介助申請を一元化することを目的とした基本合意書を締結しました。この協力を通じて、これまでの複雑な申請手続きをシンプルにし、利用者の利便性を高めるとともに、交通事業者の業務効率も向上させることを目指しています。

現在、ミライロが提供するデジタル障害者手帳「ミライロID」は2026年8月時点で65万人以上の利用者があり、障害者手帳の機能に加え、さまざまなサービスを利用するためのプラットフォームとして広く受け入れられています。一方で、日立製作所が提供する「移動制約者ご案内業務支援サービス」は全国12の鉄道事業者で稼働中で、介助申請や駅係員間の情報連携のデジタル化を進めています。

本共同検討では、「ミライロID」を介助申請の窓口として活用し、申請内容を日立の支援サービスと統合し、利用者が一つのプラットフォームから申請できる仕組みを構築します。これにより、利用者は出発駅から到着駅までの間に複数の鉄道を利用する際の手続きをワンストップで完了できるようになり、より安心して移動できる環境が整います。

この新しい取り組みの背景には、現在鉄道を利用する際に介助が必要な方が直面している多くの手続きの煩雑さがあります。各鉄道事業者ごとに異なる申請方法に対応する必要があり、特に複数の事業者を利用する場合は、複雑な手続きが必要になることが利用者の負担となっています。また、鉄道事業者側にも多くの業務が発生しており、電話やFAXを中心とした運用が残る中での情報伝達の効率化が求められています。

ミライロと日立の共同検討を通じて、利用者には「ミライロID」を通じた簡潔でスムーズな介助申請が可能となり、鉄道事業者には新しい接点が生まれ、介助サービスへのアクセスが向上する見込みです。さらに、申請業務がデジタル化されることで、確認作業や係員の手配が効率的に行われるようになり、業務全体の効率化に寄与することが期待されています。

今後の展開として両社は、これらのサービスの連携を進めるとともに、実証実験を行いその有効性を検証する予定です。鉄道事業者への展開拡大だけでなく、他の交通事業者との情報連携も視野に入れることで、障害者を含む全ての人々がシームレスに移動できる環境の実現を目指します。ミライロは「ミライロID」を通じて障害を持つ方の生活を一層支え、移動に必要なサポートをシームレスに提供できる仕組みを追求します。そして日立も、交通インフラのデジタル化により、誰もが安全に移動できる社会の実現に貢献していく考えです。

この取り組みは、鉄道を利用する障害者の方々にとって、より良い移動体験を提供するための重要な一歩となることでしょう。「ミライロID」と「移動制約者ご案内業務支援サービス」の連携により、障害者の移動を支える新しい時代が開かれることが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社 日立製作所
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号

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