UNIVASの研修活動が大学スポーツ界に与える影響
一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)が、大学スポーツにおけるコンプライアンス意識向上を目指した研修プログラムを展開し、通算で4万人以上の受講者を達成しました。この成果は、特に大学スポーツ界が抱える安全性や信頼性の確保に向けた重要な一歩となっています。
大学スポーツ界の今
近年、大学スポーツ界では不祥事が相次ぎ、選手や指導者の行動や意識が厳しく問われるようになっています。その中で、UNIVASは2019年の設立以来、継続的にコンプライアンス研修を開催し、特に2023年度から2024年度にかけては、より多様なテーマを用いた研修が実施されました。これにより、関係者は法令の理解を深め、安全かつ安心なスポーツ環境を構築するための基盤が整えられています。
研修の実績と成果
2023年度に実施された研修では、以下の成果が報告されています:
- - オンライン研修会: 延べ2,159名が参加し、アーカイブ視聴が3,780名に達する好評を得ました。2024年度も既に1,241名が受講しています。
- - ショート動画: 学生が学びやすい形式で、21,658名が視聴しました。
- - 講師派遣: 2023年度には18団体で、延べ2,216名が参加し、2024年度も既に17団体で3,787名が受講しています。
これらの取り組みは、多様なニーズに応える形で進められています。特に、ハラスメントや運営ガバナンスについての研修が高い需要を示しました。
受講者の声
研修受講後、参加者からは「SNSのリスクを具体的に学べた」「トラブルについてオープンに考える重要性を実感した」との意見が多数寄せられています。また、大多数の受講者が研修の実用性や効果を実感しており、94.2%が研修内容の関連性を評価しています。特に、参加者同士の意見交換が学びを深めるいい機会となったという声が多く寄せられています。
冬休みに向けた特別講座
12月には、冬休みに増える飲酒トラブルを回避するための特別オンライン研修が実施されます。これは、サントリーホールディングスの専門家を迎え、適切な飲酒の知識を共有し、学生が直面する可能性のあるトラブル防止方法に焦点を当てるものです。
未来への展望
UNIVASは、今後も大学スポーツ界の健全性向上を目指し、次世代リーダーに向けた実践的かつ学びやすい研修の提供に努める計画をしています。大学スポーツが持つ可能性を最大限に引き出すため、さらなる努力を続けていきます。
UNIVASについて
UNIVASは、大学スポーツの振興を目的に2019年に設立され、学修環境の整備や競技環境の向上に努めています。これからも、大学スポーツ界全体の価値向上に寄与していくことでしょう。