移動サポート「たすけっと」
2019-02-01 12:30:04
福岡市で始まる移動サポートプロジェクト「たすけっと」が話題沸騰中
福岡市で新たな移動サポートプロジェクトが始動
2019年2月1日、大日本印刷株式会社が中心となり、様々な企業との協力で「街なか手助けサポートプロジェクト『たすけっと』」が福岡市にて実施されることとなりました。このプロジェクトは、移動時に困難を抱える人々と、手助けしたいと考えるサポーターをスマートフォンのLINEを通じて結びつけるというユニークな試みです。
プロジェクトの目的と内容
この実証実験は、特に移動に困っている高齢者や、ベビーカーを利用している親、車いす利用者、さらには道に迷った訪日外国人や観光客をサポートするために設計されています。利用者が必要としている手助けを受けられるよう、サポーターはお手伝いを希望する人たちとマッチングされます。
具体的には、以下のようなシチュエーションでサポートが提供されます。
1. 段差などの障害物を乗り越えることが難しい方。
2. 駅での迷子になってしまった外国の観光客。
3. 商業施設などへの移動を助ける必要がある観光客。
プロジェクトの利用は非常に簡単で、参加者はLINEの公式アカウント「&HAND」に友だち登録を行い、手助けが必要な方か、助けてくれる方かを選択します。利用者は必要な時にその役割を切り替えることができ、柔軟に参加することが可能です。
福岡市での実施にあたって
今回の福岡市での実証実験は九州地域初の試みであり、実施期間は2019年2月1日から3月31日までの約2ヶ月間です。このプロジェクトは、福岡市の実証実験フルサポート事業に採択されており、利用登録者数の目標は10万人と設定されています。この数は、プロジェクトの成功を見込むうえで非常に重要です。
また、サポートを受けたい方が各対象エリア(西鉄福岡(天神)駅周辺、天神地下街、キャナルシティ博多など)に入ると、自動メッセージを通じてお知らせが届き、それに基づいて手助けをリクエストできます。
これまでの実績と今後の展開
DNPはこのプロジェクトによって、2017年から行われてきた一連の実証実験を引き継いでおり、過去には東京メトロや大阪での実験も成功を収めています。これらの取り組みは、移動時の困難さを実際に把握し、新たなサービスの開発へとつなげるための大切なデータとなります。
DNPは、今回の実証実験を通じて収集した情報を基に、さらなる課題解決に向けたサービスを開発し、今後は他の地域でも同様の取り組みを広めていくことを目指しています。
さいごに
「たすけっと」プロジェクトは、身近な街に新たなサポートの形をもたらす試みです。この実践を通じて、手助けを必要とする人々とそれを提供する人々とのつながりが生まれることを期待しています。誰もが安心して移動できる街づくりに向けた第一歩となるこの実験に、ぜひ注目していきましょう。
会社情報
- 会社名
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大日本印刷株式会社(May_ii)
- 住所
- 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
- 電話番号
-
03-6427-1627