アートで想いを届けよう!
毎年2月4日は「ワールドキャンサーデー」として、がんに対する理解や支援を進める日です。今年もこの特別な日を祝し、日本イーライリリー株式会社と認定NPO法人キャンサーネットジャパンが共催する「第16回リリー・オンコロジー・オン・キャンバス」が始まりました。このコンテストは、がんを乗り越えようとする人々や、その支えとなる家族や友人たちが、アートを通じて感情や経験を表現する場として設けられています。
コンテストの目的と意義
「リリー・オンコロジー・オン・キャンバス」は、がんと向き合うことで生まれる様々な感情をアート作品として表現し、他者とシェアすることを目的としています。がんという病気は、多くの苦しみと不安を伴いながらも、同時に希望や再生の意義をも感じさせてくれるものです。そんな感情を形にすることが、本人にとっても大きな意味を持つことが多いのです。
応募部門の特徴
今年のコンテストでは、「デジタル×アート」と「アナログ×アート」の二つの部門が設けられています。デジタル部門では、パソコンやタブレットを使用して制作された作品が、アナログ部門では手描きや物理的な素材を用いた作品が募集されます。このように多様な表現方法を用いることで、参加者が自身の創造力を最大限に発揮することが可能となります。また、応募作品は技術的なレベルを問わず、「がんとともに生きる想い」を伝えることに重きが置かれます。
過去の受賞作品
昨年のコンテストでは、様々なアーティストが個々の経験を元にした素晴らしい作品を発表しました。例えば、愛知県の中井智子さんは「来週の約束」と題した絵画で、余命宣告を受けた父との日常を描写し、深い家族の絆を表現しました。また、岐阜県の轟穂乃佳さんは、「父のレンズ」という写真作品で、治療によって視野を失った父の想いや記憶を写真に刻みました。これらの作品は、アートを通じてがんとの共生を示しています。
アートセラピーとしての役割
本コンテストは、アートセラピーの側面も持っており、創作を通じて感情の整理や自己確認の機会を提供します。アートセラピーは、視覚芸術を表現手段とし、心理療法として用いられるものであり、感情を可視化することで言葉では表現しきれない気持ちを出す手助けをします。
応募について
「今日を生きる、明日へつなぐ」というテーマのもと、がんと共に生きる方々の物語をアートで表現することが求められています。応募資格は、がんと診断された方及びその家族や友人で、日本国内に住む20歳以上の方が対象です。エッセイとして400~800文字の文章の提出が求められ、これによりより深く作品への理解が得られることを目指しています。
未来への期待
がんと共に生きる人々が、自己の感情や経験をアートで表現することで、少しでも彼らの思いが届く世の中になってほしいと願っています。アートはその手段となり、すべての人に勇気と希望をもたらすことができるのです。応募期間は2026年4月30日までとなっており、多くの方の参加をお待ちしています。手を伸ばして、自分の想いをアートで表現してみませんか?