中小企業のための新たなAIサービス「ぶちAI」シリーズとは
2026年9月2日、山口県に本拠地を置くヤマネックス株式会社が、中小企業向けのAIソリューションブランド「ぶちAI」シリーズの第1弾を発表しました。このシリーズには、情報漏えいに対する強固な防護策を提供する「ぶちAIゲートウェイ」と、社内のITコストを最適化する「ぶちAIワーク」が含まれています。この新たな取り組みは、特に中小企業が持つセキュリティ上の懸念を軽減し、生成AIを安心して利用できる環境を作り出すことを目指しています。
なぜ「ぶちAI」シリーズが必要なのか
2026年7月に実施された調査では、企業の従業員の87.7%が機密情報の入力に不安を感じていることが明らかになりました。しかし、セキュリティ対策を講じている企業はわずか11.4%であることから、多くの中小企業がこの問題に悩まされていることが示されています。また、43.3%の企業が「AIやDXを推進する人材や体制が不足している」とも回答しています。このような状況を踏まえ、ヤマネックスは「止める仕組みがない」と「進める人がいない」という二つのニーズを同時に満たす製品を開発しました。
「ぶちAIゲートウェイ」の特徴
「ぶちAIゲートウェイ」は、生成AIの利用をサポートするためのガードレール機能を持っています。具体的な特徴は以下の通りです。
1.
自動マスキング機能:氏名や住所、電話番号といった個人情報や、APIキー、パスワードなどの機密情報を送信前に自動でマスキングします。したがって、送信される情報は安全に保たれます。
2.
トークン圧縮機能:定型的な作業でのトークン使用量を最大89%削減することが可能で、企業のコスト削減に寄与します。
3.
情報を保存しない設計:送信内容を保持せず、「ゲートウェイに機密情報が溜まる」といったリスクを回避します。
このサービスは、AIを活用する中小企業にとって、セキュリティとコスト効率を両立させる革新的なソリューションとなっています。
「ぶちAIワーク」の特徴
「ぶちAIワーク」は、IT担当者が不在の中小企業に向けた社内AI環境を構築するためのサービスです。その特徴は以下の通りです。
1.
従量課金型:利用した分だけの料金体系を採用しているため、無駄が出にくいです。
2.
幅広い業務対応:各社のニーズに合わせた「専門AI」を提供し、経理や営業などさまざまな業務に活用できます。
3.
セキュリティ対策込み:機密情報を自動で検知し、マスキングを行うことで、従業員の誤操作による情報漏えいを防ぎます。
「ぶちAIワーク」は、企業がAIを導入する際の障壁を取り除き、業務の効率化を助ける要素を組み込んでいます。
まとめ - 未来を見据える「ぶちAI」シリーズ
ヤマネックス株式会社の代表、山根伸平氏は「急いでいる人が情報漏えい事故を起こす」との考えから、簡単に利用できるシステムを提供することの重要性を強調しています。今後も「ぶちAI」シリーズは、中小企業がITを安全に利用できる環境を提供し続けるために新たな製品を開発していく予定です。これにより、中小企業のITコストを低減しつつ、セキュリティを強化して、安心してAIを利用できる未来を実現することを目指しているのです。