ITeens Lab 2.0：福岡発の子どもプログラミング教室が全国展開へ

福岡初の全国展開へ

福岡に位置するITeens Labが、2014年の創設以来、子どもたちにプログラミング教育を提供してきた実績を背景に、新しいオンラインプログラム「ITeens Lab 2.0」に移行し、全国的に生徒を受け入れることとなりました。このプログラムは特に、PBL（プロジェクトベースドラーニング）を取り入れ、生徒一人一人の特性を考慮したクラス編成を行うことで、個別のニーズに応えることを目指しています。

変化のきっかけ

ITeens Labは元々、14の教室を運営し、子どもたちにプログラミングを教えてきました。しかし、2020年の新型コロナウイルスの影響で、全てのサービスをオンラインに移行せざるを得なくなりました。この変化に対応するため、約2ヶ月間にわたり、オンライン授業やイベントを実施しながら、受講生のニーズや保護者の意見を取り入れました。

これを受け、ITeens Labでは今後の教育スタイルを一新することを決定。ITeens Lab 2.0として、オンラインに特化したプログラムを提供し、全国どこからでも参加可能となったのです。

ITeens Lab 2.0の特徴

ITeens Lab 2.0の最大の特徴は、全国及び世界中の生徒が参加できることです。また、オンラインでのPBLを取り入れ、基礎知識を超えたさまざまなスキルを伸ばすことを目的としています。さらに、生徒の年齢や進捗状況に応じたカスタマイズされたクラス編成が行われ、個性を大切にしたきめ細やかな教育を実現しています。

具体的には、プログラミングの基礎から応用、動画制作、ITパスポート試験対策、さらには女子生徒向けの限定クラスなど、多彩なクラスが用意されています。特に、少人数の女子限定クラスは、女性のプログラミング交流を促進するための新たな試みです。

希望する方向への学びを提供

生徒がどれくらいの頻度で授業を受けるかを選べるため、一人ひとりに合った学びが可能になります。オンラインで完結するため、自宅で気軽に参加できるのも大きな魅力です。さらに、週に1コマから受講できることで、忙しい生活を送る子どもたちにも配慮されています。

代表の思い

ITeens Labを運営する古林侑樹代表は、子どもたちに対する教育の在り方について強く考える人物です。「学びを安定して提供するためには、受講する側と開講する側の双方がオンラインツールをマスターすることが必要」と語り、5Gなど新しい技術の導入が重要だと言います。また、彼は「ITリテラシーを育成することが、未来を見据える教育の基盤になる」と信じ、子どもたちに複数の選択肢を提供することを目指しています。