イクシアとLippis Report、最新ネットワークスイッチの性能検証
イクシアコミュニケーションズ株式会社とLippis Reportが共同で、クラウドファブリック用の10GbEおよび40GbEスイッチを対象とした第3回目のオープンネットワークパフォーマンステストを実施しました。本テストでは、業界で初めて複数のスイッチを比較し、実際のパフォーマンスデータと電力消費量を測定することが行われました。
テストの重要な目的
データセンターやクラウドファブリックネットワークが進化する中で、スイッチの性能を評価することは非常に重要です。特に、低遅延、高スループット、そして電力の効率性は、企業が競争力を保つために必要不可欠です。今回のテストでは、様々なスイッチベンダーから提供されたハードウェアが対象となり、その性能が詳細に分析されました。
対象となったスイッチおよびテスト方法
テストは、9160様々な供給元から選ばれたトップオブラックおよびコアスイッチを含む、計14のデバイスに対して行われました。テストの実施地点は米国カリフォルニア州サンタクララにあるイクシアのiSimCity施設です。ここでは、イクシアの主力製品であるXcellon-Flexシリーズを用いて、ネットワークトラフィックを生成し、実環境におけるパフォーマンスを測定しました。
テスト結果のハイライト
Lippis Reportによる今回のテスト結果は、以下の重要なポイントを明らかにしました。
- - 高いパフォーマンス: 10GbEおよび40GbEのスイッチは、すでに大規模な導入に対応しており、多くの新製品が市場に登場しています。特に、500nsのトポロジスイッチが登場し、2μsのコアスイッチの性能も向上しています。
- - 最新技術の採用: 複数のトップオブラック・スイッチは、すでに40GbEの対応が確認され、コアスイッチも40および100GbE技術をサポートする能力が見込まれています。
- - 電力消費の効率性: 性能測定においては、消費電力も重要な要素であり、各スイッチの消費電力は今後の導入計画に大きく影響を与えるでしょう。
結論と今後の展望
この成果により、今後のデータセンターやクラウドファブリックネットワークにおいて、より効率的で信頼性の高いスイッチ環境の構築が期待されます。テスト結果は、各供給元に開示され、購入検討をしている企業にとって非常に信頼性が高い基準となるでしょう。
さらに、テストの結果はLippis Reportのウェブサイトで公開されており、詳細なデータや評価が確認できます。今後もイクシアとLippis Reportは、業界の標準を確立し続け、企業のネットワーク最適化に寄与していくことが期待されています。