神戸市とBe Next KOBE、官民連携プログラムSo-Iで4社と共創パートナー決定!
神戸市とBe Next KOBE共同事業体は、官民連携課題解決プログラム『So-I』のオープンイノベーションコースにおいて、神戸市内企業4社と、それぞれの課題解決に向けた共創パートナーを選定しました。このプログラムは、企業の成長と社会貢献を両立させることを目的としており、今回は特に市内中小企業4社のユニークな課題に焦点を当てています。
4社の取り組みと共創パートナー
1. エム・シーシー食品株式会社(キッチンカー事業)
エム・シーシー食品は、キッチンカー事業のスタートアップキット開発を目指しています。選定されたパートナーは、株式会社PLASTと株式会社ナノヒューマンプロモーションです。PLASTは、障害者アートを活用したPRツール制作を行い、ナノヒューマンプロモーションは、人材紹介事業のノウハウを生かし、キッチンカー運営の斡旋と人材確保を支援します。PLASTは、神戸市で活躍する障害者の方々が制作するアート「神戸フォント」を活用した販促物を制作。ナノヒューマンプロモーションは、飲食店経営者へのキッチンカー運営の提案を通じて、人材マッチングと稼働率向上を目指します。
2. 旭光電機株式会社(センサ技術活用)
旭光電機は、センサ技術とサービスを組み合わせ、安全で快適な社会の実現を目指しています。パートナーに選ばれたのは、株式会社eftaxです。データ分析やAI・IoTシステム開発を得意とするeftaxは、旭光電機のセンサ技術を活用し、中小ものづくり企業の生産管理高度化を支援するシステム構築を目指します。地域産業のデジタル化推進に貢献する取り組みです。
3. 日本ジッパーチュービング株式会社(飛び出す布絵本)
日本ジッパーチュービングは、「飛び出す布絵本」を通じて、子どもたちの笑顔あふれる社会の実現を目指しています。共創パートナーは江ノ島電鉄株式会社です。江ノ島電鉄は、鎌倉女子大学との産学連携プログラム「えのでん・えほんプロジェクト」と連携し、布絵本の認知度向上、販路拡大、収益化を支援します。この取り組みは、地域社会に貢献する新たなビジネスモデル構築の可能性を秘めています。
4. ペタビット株式会社(ECプラットフォーム事業)
ペタビットは、地元企業間の連携によるECプラットフォーム構築を目指しています。選ばれたパートナーは、株式会社テッタオデザインオフィスです。デザイン、UX設計、新規事業開発を得意とするテッタオデザインオフィスは、北播磨地域のビジネスプロデュースと、全国の商業高校のアントレプレナーシップ教育と連携した地域企業・物産発掘プログラム構築を支援します。地域経済活性化に貢献する取り組みです。
プログラムの今後の展開
So-Iプログラムは、2024年11月から伴走支援と実証実験フェーズに入り、2025年3月には成果発表会が予定されています。これらの取り組みを通じて、神戸市は、地域経済の活性化と持続可能な社会の実現を目指しています。各企業の革新的な試みは、今後の地域社会のあり方にも大きな影響を与える可能性を秘めています。