岡山大学は、国連貿易開発会議(UNCTAD)と連携し、途上国の若手女性研究者を育成するプログラムを実施しています。
このプログラムは、2020年1月に締結された包括連携協定に基づいており、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた科学技術イノベーション(STI for SDGs)の人材育成を目的としています。
プログラムでは、アフリカやASEAN諸国の途上国の若手女性研究者を対象に、2週間から1か月程度の短期の共同研究・研修を行っています。
2024年10月には、南アフリカとボツワナ出身の若手女性研究者が岡山大学を訪問し、那須保友学長を表敬訪問しました。
訪問時には、それぞれの研究内容や経歴などが紹介され、那須学長は過去のプログラム参加者が、帰国後に岡山大学と国際交流協定を締結した事例を紹介しました。
また、プログラム後も岡山大学とのつながりを持ち、大学やプログラムについて紹介することで、さらに多くの研究者へ輪を広げてほしいと伝えました。
岡山大学は今後も、UNCTADと連携を強化し、STI for SDGsの人材育成の取り組みを世界へ推進していく予定です。
UNCTADは、1964年に設立された、貿易と開発、金融、投資、技術、持続可能な開発の関連問題に総合的に対応する国連の中心的な機関です。
UNCTADは、途上国の貿易、投資、開発の機会を最大化し、グローバリゼーションから生じる問題に直面する途上国を支援し、対等な立場で世界経済へ統合することを目的としています。
岡山大学は、UNCTADとの連携を通じて、SDGs達成に向けた人材育成に貢献し、地域中核・特色ある研究大学として、世界に貢献していくことを目指しています。