2025年度さいたま市版SOIPがスタート！女性アスリートとの共創を通じた社会課題解決枠組み

女性とアスリートの新たな共創プログラムが始動

2025年度さいたま市版SOIP（Sports Open Innovation Platform）が、新たにパートナー企業を募集し、女性が課題に直面する社会問題の解決に挑むプログラムが始まりました。このプログラムは、株式会社ザスモールシングスがさいたま市およびさいたまスポーツコミッション（SSC）と連携して進めています。特に、女性アスリートやスポーツチームが主体となり、企業との共創を通じて新しいビジネスを生み出すことを目的としています。

プログラムの背景

女性が社会で直面する様々な課題を解決するために、スポーツの力を活用することが期待されています。2024年度の「さいたま市版SOIP」では、アスリート側に浦和レッドダイヤモンズや大宮アルディージャなどのプロサッカークラブが加わり、過去の成功例を基にしてさらに拡大した取り組みを展開します。特に、今年度は「女性が直面する社会課題」をテーマにした共創モデルが設計され、新たなアイデアやソリューションの創出を目指しています。

参加アスリートと共創テーマ

プログラムへの参加を表明した女性アスリートには、フットサルの筏井りさ選手や、元陸上選手の市橋有里さん、元マラソン選手の尾池望さんなど、名だたるアスリートが名を連ねています。それぞれは専門性を活かし、企業から提案された課題に共感・賛同し、共創パートナーとして活動します。

具体的には、以下のような共創テーマが設けられています。

1. 自分らしく健康に向き合うための取組み
アスリート：尾池望、村上茉愛
健康面での制約を軽減し、誰もが安心して活動できる環境の整備を目指します。

2. 自由な活動を可能にする環境づくり
アスリート：大山加奈、小野塚彩那
妊娠や出産による制約からの解放と環境整備を目指します。

3. 固定観念にとらわれない社会をつくる取組み
アスリート：筏井りさ、市橋有里
ジェンダーによる固定観念を是正し、平等な機会の提供を進めます。

4. 女性の参画領域を拡げる取組み
アスリート：小林円香、戸田中央メディックス埼玉
多様な分野での女性の参画を促進し、より多様性のある社会を目指します。