筑西市に誕生する新しいグループホームと生活介護施設
2025年7月、茨城県筑西市に新しい福祉の拠点となる「グループホームアトレ」と「生活介護アルセ」が開設される。この取り組みは、重度知的障がい者および強度行動障害を持つ方々に「安心」「尊厳」「自己表現」を重視した生活環境を提供することを目的としている。
法人と施設の概要
社会福祉法人征峯会は、筑西市上平塚での新しい生活支援を通じて、多様なニーズに応えることを目指している。グループホーム「アトレ」では、24時間体制のAI見守りシステムが導入されており、温かい家庭的な雰囲気の中で利用者同士が支え合える共同生活を実現する。
グループホーム「アトレ」の特長
「アトレ」は、最大20名の定員を持ち、共同生活を通じて、利用者同士の助け合いや家族的なつながりを育むことができる。また、短期入所機能を設けているため、ご家族の急用や冠婚葬祭に対応した利用が可能だ。AIによる見守りシステムは、赤外線センサーと映像カメラを使用し、常に利用者の状態を監視してくれるため、安心感をもたらす。
AI見守りシステム「A.I.Viewlife」
このシステムは「見る」「知る」「話す」の3つの機能を備えており、リアルタイムで利用者の体調や動き監視する。例えば、部屋の映像を確認したり、異常を検知したり、事前に設定しておいた声かけを自動で行うことができる。プライバシーに配慮した使い方がなされるため、利用者の尊厳を保ちながら、安全な生活を支援する。
生活介護「アルセ」の役割
生活介護「アルセ」では、自己表現を促進するための創作プログラムが行われる。絵画や造形など、様々なアート活動を通じて、利用者自身の個性や「自分らしさ」を引き出すことが重視されている。また、完成した作品は地域で展示や販売する機会が設けられており、参加者の「社会とのつながり」を深めることにも繋がる。運動プログラムも設けられた、心と体をサポートする環境が整っている。
アートを通じた自己表現
「アルセ」では、感性に富んだ自由な表現を重視しており、個々の感覚やこだわりをそのまま受け入れるアプローチが取られている。スタッフは、作品を形にすることに囚われず、利用者が自然にその人らしさを表現できるよう、安心感を持って接することに努めている。重力や音の刺激から離れた静かな空間で、各自が心を整えながら創作活動に取り組める環境が用意されている。
地域性的な活動と福祉の拡充
地域社会と連携したアートワークショップも行い、世代を超えたさまざまな人々の交流を促進している。多様な背景を持つ人々が協力して一つの作品を作ることで、心のつながりを深めることができる。こうした活動は、障がいに関する理解を促すとともに、地域全体の福祉の向上にも寄与している。
新たな福祉の展望
社会福祉法人征峯会は、単なる施設ではなく、「誰もが自分らしく生きられる場所」を提供することを目指している。今後も地域社会との絆を深めながら、新しい福祉のカタチを追求しつづける。地域のニーズに応えるべく、安心で支えあうコミュニティを作り上げていくことが期待されている。
お問い合わせ先
茨城県筑西市上平塚595番地3
TEL: 0296-48-8065
茨城県筑西市上平塚587番地5
TEL: 0296-48-7444
担当:澁澤
TEL: 0296-28-1277
E-mail:
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