大阪商工会議所とニッセイコム、給与計算システムの刷新を発表

大阪商工会議所が50年以上の実績を持つ給与計算アウトソーシングサービスを新たに刷新することが決まり、その基盤として株式会社ニッセイコムが提供する「GrowOne 給与SX」が採用されることになりました。この新しいシステムは、2024年6月から本格的に利用開始が予定されており、中小企業の業務効率化や経営負担の軽減を促進するための鍵となるサービスです。

導入の背景

近年の中小企業を取り巻く状況は変化が激しく、特に近年は定額減税の導入などによって給与計算業務がさらに複雑化しています。このような環境の中で、大阪商工会議所は地域経済の活性化と中小企業が抱える様々な課題の解決に向けた支援を行うため、業務プロセスのデジタル化（DX化）を積極的に推進してきました。これにより、給与計算業務をアウトソーシングすることで、中小企業が抱える負担を軽減し、さらなる経済価値の向上を図る狙いがあります。

新サービスの内容

「GrowOne 給与SX」は、給与計算における各種業務を迅速かつ正確に代行するシステムで、中小企業が求める柔軟性と効率性を兼ね備えています。大阪商工会議所の専門スタッフがこのシステムを活用し、法改正に迅速に対応しつつ、コンプライアンスの強化も図っています。これにより、企業は自社のリソースを戦略的な立案や人材育成などの重要な活動に集中させることができるようになるのです。

大阪商工会議所の取り組み

大阪商工会議所は過去50年以上にわたり、自らの専門知識をもとに、中小企業向けに最適な給与計算サービスを提供してきました。今回の新サービス導入にあたって会頭の鳥井信吾氏も、「私たちの持つ専門性を活かし、中小企業様にとってより良い環境を提供していくことを目指しています」と述べています。

ニッセイコムの役割

一方、ニッセイコムは、業務コンサルティングや業務システムの開発から保守サポートサービスまで行っている企業で、各種業務システムを通じて顧客の成長をサポートするプロフェッショナルです。今回の提携により、両者は中小企業の持続可能な成長を後押しし、地域経済全体の活性化を目指しています。

この新サービス「GrowOne 給与SX」の導入によって、地域の中小企業が直面する経営課題が明確に整理され、解決に向けた道筋が開かれることが期待されています。今後も大阪商工会議所とニッセイコムは、地域の企業にとって親身なパートナーとして、持続的な支援を続けていくことを表明しています。中小企業が抱える給与計算業務の負担軽減だけでなく、企業としての成長戦略を支える体制を確立することで、地域経済全体の発展に寄与していく所存です。