マツダとPTC、次世代車両開発の新たな一歩
米国のPTC社が提供するアプリケーションライフサイクル管理(ALM)ソリューション「Codebeamer」が、マツダ株式会社のソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)開発を支援することが発表されました。これにより、マツダは要件管理の強化や品質向上、コンプライアンス支援を目指し、開発プロセスを加速させることになります。
ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)とは?
ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)は、車両の性能や機能がソフトウェアによって定義される次世代の自動車開発手法です。この技術の進化により、車両はより高い柔軟性を持ち、消費者のニーズに迅速に対応することが求められます。
Codebeamerによる要件管理の強化
Codebeamerの採用により、マツダは製品開発における要件、テスト、検証プロセスを標準化し、エンドツーエンドのトレーサビリティを確保します。これにより、自動車業界の各種標準への適応を維持しつつ、より迅速に製品を市場に投入するための体制が整います。
開発プロセスの効率化
Codebeamerは、モデルベース開発(MBD)のデータ、要件、検証結果を一元的に管理することが可能です。これにより、各開発段階は関連付けられ、一貫性を持って管理されることになります。この可視性と透明性により、開発チームは課題を迅速に特定し解決できるため、エラー発生のリスクが低減します。
マツダのクルマ開発本部 技監である足立智彦氏は、「このような接続性と規律のある開発環境の中で、我々は開発プロセスの整合性を高める基盤を構築しました」と述べています。実際の開発プロジェクトを通じて、Codebeamerの効果を検証しながら、開発手法の進化を続けていく計画です。
リスク管理と品質の向上
Codebeamerは、安全性が重視される開発に対して厳格なチェックポイントを設け、開発後のリスクを低減する役割も果たします。マツダは、統合された製品データ基盤を活用することで、従来の分断されたツールに代わるプロジェクトナレッジベースを構築します。これにより、品質およびコンプライアンスの向上が期待されています。
PTCのビジョン
PTCの最高収益責任者であるロバート・ダダ氏は、「マツダが推進するソフトウェア・デファインド・ビークルの開発において、Codebeamerの導入は非常に重要なステップです。これにより、分散していたドキュメントの統合が進み、開発プロセスが一層効率化されます」と述べています。
PTCは、Codebeamerを用いたインテリジェント製品ライフサイクル(IPL)の実現に向けて、企業全体でのデジタルトランスフォーメーションを支援し、高品質な製品の迅速な市場投入を促進します。
まとめ
マツダがPTCのCodebeamerを導入することにより、デジタル時代を迎えた自動車業界での競争力を強化し、さらなるイノベーションを促進することが期待されます。Codebeamerは、今後の自動車開発において不可欠なツールとしてその地位を確立しています。
詳しい情報については、
PTCの公式サイトをご覧ください。