新星DeliStation
2020-09-30 19:40:34
デリバリー拡大の新星「DeliStation」が全国22拠点に進出
デリバリー特化型のゴーストレストラン「DeliStation」
2023年10月、デリバリー専門のゴーストレストラン「DeliStation」は、全国22拠点に40ブランドを展開することを発表しました。この新しい飲食のスタイルは、特にコロナ禍におけるフードデリバリー市場の成長と密接に関わっています。人々が自宅で食事を楽しむ需要が高まり、フードデリバリーのニーズにも影響を与えた結果、ゴーストレストランの存在感が増しています。
フードデリバリー市場の動向
日本のフードデリバリー市場は年々拡大しており、エヌピーディー・ジャパンの調査によると、2018年には出前市場が4,084億円に達し、対前年比5.9%の成長を記録しました。この成長に拍車がかかるのが新型コロナウイルスの影響で、外出自粛やテレワークの普及があったため、多くの人が自宅での食事を選ぶようになりました。
特に注目されているのが、ゴーストレストランモデルです。これは、店舗を構えず配達専用に運営される飲食店の形態で、初期コストや運営費を抑えることが可能です。さらに、さまざまなブランドの商品を1つのキッチンで提供することができるため、効率性にも優れています。
ゴーストレストランの魅力
ゴーストレストランは、客席を設けずに調理スペースのみで運営されるため、従来の飲食店とは異なり運営が非常にスムーズです。注文は「Uber Eats」などのデリバリーサービスを通じて受け、専属の配達スタッフが利用者の元へ料理を届けます。この方式により、開業にあたる初期費用を抑えることができ、従来の飲食業務で必要とされる接客や現金管理から解放されます。
ゴーストレストランは時代に即したビジネスモデルであり、実店舗とは異なる名称で展開されていることから、「バーチャルレストラン」とも呼ばれています。これは、様々なブランドのメニューを楽しむことができる利便性を持ち、消費者にとって新しい選択肢が生まれています。
DeliStationの成り立ちと展望
DeliStationは「シェフのストーリーを届ける飲食店」という理念のもと、様々なジャンルから招いたシェフたちが開発したメニューを通じて、独自のブランド価値を築いています。2023年1月の開業以来、月商は250万円を超え、リピート率も50%と高い数字を記録しています。
提供しているメニューは、タイ料理やベトナム料理、日本の和食、さらには薬膳スープやサラダ・スムージーといった健康志向のものまで多岐にわたっており、全国的に10以上のブランドが展開されています。
今後の展開
DeliStationは10月中にさらに多くの新ブランドを導入し、全国 at least 23の新拠点を開設する予定です。拡大の進行に伴い、フランチャイズの募集も始まりますので、今後の展開に期待が寄せられています。
ゴーストレストランがもたらす新たな飲食スタイルは、賢い消費者にとって、いつでもどこでも美味しい食事を楽しめる機会を提供し続けるでしょう。これからのDeliStationの動向に注目です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Wiaas
- 住所
- 東京都新宿区百人町1丁目10−15JR新大久保駅ビル4F
- 電話番号
-
090-1022-4005