日本人監督の快挙
2019-11-05 17:06:02
日本人女性監督が国際映画祭で初受賞!ザグレブの栄光と東京の魅力を伝える
日本人女性監督が世界で輝く
株式会社ラユニオン・パブリケーションズの映像製作部門を率いるSaera Jin監督が、「ザグレブ・ツアーフィルム映画祭」で監督賞を受賞した。この受賞によって、日本人女性がこの名誉を得るのは初めてのことで、国際的な舞台における大きな快挙となった。
ザグレブ・ツアーフィルム映画祭とは?
ザグレブ・ツアーフィルム映画祭は、観光プロモーションを目的とした映画祭で、2012年に設立された。この映画祭は、世界中の観光地を紹介する映像作品を競い合うフォーラムで、国際観光映画祭委員会による18の映画祭の一つである。今回の第8回映画祭には、41カ国から300以上の作品が寄せられ、高い競争の中から選ばれたのがSaera Jin監督の作品だった。
受賞作品「体味东京 漫步古今」とその魅力
Saera Jin監督が受賞した作品「体味东京 漫步古今 (Strolling Through Tokyo: Where Ancient and Modern Meet)」は、東京の魅力を中国市場に向けて広めることを目的とした約7分の映像作品である。このプロジェクトは、株式会社朝日新聞社と東京都、さらに(公財)東京観光財団の共同で行われる「Tokyo Tokyo Old meets New」キャンペーンの一環として制作された。
作品には、中国及び日本で名を馳せる女性芸能人、龍夢柔(ロン・モンロウ)が出演しており、その影響力も相まって、中国のSNSや動画サイトでは、公開から1か月で280万回以上の再生回数を記録した。これにより、東京の観光魅力を世界に発信する重要な役割を果たしている。
授賞式とその反響
授賞式はクロアチアの首都・ザグレブ市にある五つ星ホテル「エスプラネード・ザグレブ・ホテル」にて開催され、世界中から集まった150人以上のゲストを迎えた。その中には、在クロアチア日本国大使館の嘉冶美佐子特命全権大使も出席し、Saera Jin監督の受賞を祝った。なお、フェスティバル・ディレクターのSpomenka Saragaからトロフィーが授与される場面も特に印象的だった。
Saera Jin監督について
Saera Jin監督は東京都出身。10代でイギリスに渡り、ロンドン芸術大学でファッションフォトグラフィーを無造作に学んだ後、VogueやMarie Claireなどの著名なファッション誌で活動を展開。その後、映画制作にシフトし、イギリスのレインダンス映画学校やブルネル大学大学院で映画制作を学んだ経歴を持つ。2013年と2014年にはカンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーに出品し、イギリスのASFF短編映画祭ではベストコメディー賞にノミネートされるなど、国際的な評価も高まっている。
株式会社ラユニオン・パブリケーションズの役割
1984年に設立された株式会社ラユニオン・パブリケーションズは、官公庁や大手企業を対象に多様なメディアコンテンツを制作している。特に、映像制作においてもその技術力と品質が求められており、その事業で築き上げた経験が今回の受賞に繋がったことは間違いない。本会社の関与は、今後も日本の魅力を世界に発信し続けるだろう。
この受賞を機に、Saera Jin監督や北海道体観プロモーション作品がどのように国際的な評価を受けていくのか、非常に楽しみである。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ラユニオン・パブリケーションズ
- 住所
- 東京都千代田区神田神保町2-2-31ヒューリック神保町ビル7階
- 電話番号
-
03-3234-9280