自由すぎる研究EXPO2024の最終審査結果発表
全国の中高生が参加する探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO2024」の最終審査が完了し、受賞作品が発表されました。このコンテストは、株式会社トモノカイが主催し、今年で3年目を迎えるものです。同社は、中高生の探究活動を支援するさまざまなプロジェクトを手掛けています。
本年の応募数は3,857件に達しました。審査では、多様な業種から集まった39の団体が参加し、それぞれの観点から研究成果を評価しました。最終的に金賞を受賞した作品は48作品、延べ71作品が受賞となりました。この数は、探索活動の重要性と、多くの中高生の熱意を示しています。
受賞作品の一部紹介
受賞作品には次のような優れた研究成果がありました。
岡山県立岡山操山高校 3年 原 深唯 さんの「なっとうを片手で食べたい~自助具のデザインと開発~」
この作品は、自らの体験を基にした課題解決を試みたもので、合計5冠を受賞しました。試行錯誤のプロセスがしっかりまとめられ、自助具開発への熱意と目指す未来へ向けた気持ちが伝わる内容でした。審査員からは、「誰しもが直面する可能性のある問題に目を向け、解決策を提案している点が素晴らしい」という評価を受けました。
福井県立若狭高校 3年 清水 陽菜 さんの「雲浜地区の途絶えそうなかるた文化をつなぐには」
この作品は、地域の伝統文化を再活性化する取り組みを行い、4冠を受賞しました。審査員からは、「難題に挑戦し続ける姿勢が多くの人に希望を与える」というコメントが寄せられました。
広島県立広島叡智学園高校 2年 杉山 千弥 さんの「数値で広島県を見える化する社会指標『ひろしま物指』の製作と評価」
この作品も3冠を受賞し、「統計と地域への愛が融合した素晴らしい提案」として高評価を得ました。データを基にした分析は、広く応用できるものとして今後の発展が期待されます。
組織の背景
株式会社トモノカイは、「総合的な探究の時間」という授業に基づいた教育支援を行っています。探究活動が広がる中で、同社のサポートは、多くの学生に新たな学びを提供しています。実行委員長の木曽原和之氏は、学生たちの探究活動が社会に希望をもたらしていると強調し、今後も支援を続ける意向を示しました。
詳細な受賞作品については公式サイトにてご覧いただけます。探究への熱意に触れることができ、多くの中高生の成果を知る良い機会です。以下のリンクからぜひご確認ください。
自由すぎる研究EXPO2024 受賞結果ページ
次世代を担う若者たちが、自身の関心を持ち続け、社会問題に取り組む姿勢は、教育の未来においても大きな希望となるでしょう。今後もこのような活動が多くの場面で実を結ぶことを期待しています。
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