ムンバイのマスクが「アート・オブ・ホスピタリティ賞」を受賞
2026年度の「Asia’s 50 Best Restaurants」において、ムンバイにあるレストラン「マスク(Masque)」がアート・オブ・ホスピタリティ賞を受賞しました。この賞は、過去18か月にアジアで提供された最も優れたホスピタリティ体験を評価した結果、授与されたものです。特に、マスクは当該賞の受賞理由として、インド料理の伝統と革新を見事に融合させた料理体験を提供している点が挙げられました。
「マスク」は、料理人兼起業家のアディティ・ドゥガール(Aditi Dugar)によって2016年にオープンされ、以来国際的に評価される現代インド料理の先駆者として知られています。レストランはかつての繊維工場を改装したインダストリアルな雰囲気を持つ中、洗練されたダイニングスペースを提供しています。また、ミシュランが認めるアジアの美食シーンにおいて独自の地位を築いています。
料理とダイニング体験
マスクの魅力は、その特徴的な10コースのテイスティングメニューにあります。このメニューは、ムンバイ近郊で栽培された旬の食材を使用し、他のレストランでは味わえないインタラクティブなダイニング体験を提供しています。食材はシェフのヴァルン・トートラニ(Varun Totlani)がインド全土から厳選し、現代的な技法で調理されます。特に、カシミールの森林からゴアの海岸線まで探し出したローカル食材を使うことで、独自の風味を引き出しています。
さらに、独自のテストキッチン「マスク・ラブ(Masque Lab)」では、伝統的なインド料理に世界各地の調理技法を融合させ、新たなメニューが生み出されています。こちらは最大14名までのプライベートダイニング空間として親密さを重視した設計となっています。
季節感あふれるカクテルと料理
マスクでは通常のメニューに加え、ベジタリアン向けのメニューも展開しています。特に、ホーリーバジルとココナッツクリームで調理したプリックリーペアや、ゴア産の海藻を使用した冬の定番グジャラート料理「ポンク・ベル」はまさに独特なビジョンの表れです。また、実験的なアプローチを取り入れたカクテルメニューも特徴的で、季節の食材にフィットした飲み物が揃っています。
このアート・オブ・ホスピタリティ賞は、親切でパーソナライズされたサービスを通じて、卓越したダイニング体験を評価するものです。過去には、マニラのトーヨー・イータリーやシンガポールのゼンなどが受賞しています。
受賞にあたるコメント
ドゥガール氏は受賞に関して、「このような賞を母国に持ち帰ることができ、大変光栄です。今回の受賞は、現代インド料理と包括的なホスピタリティエコシステムを築き上げたことへの評価です」とコメントしました。全国から集まった食材にかける情熱や、素晴らしいスタッフの献身に触れながら、再度感謝の意を表しました。
まとめ
「アジアのベスト50レストラン」の授賞式は2026年3月25日、香港のケリーホテルで行われる予定です。マスクの受賞はその革新性とホスピタリティの優れた組み合わせを示しており、今後の更なる発展が期待されます。今日の食文化において、マスクはそのこだわりと情熱により、他のレストランにとっての指標となることでしょう。