賃貸不動産経営管理士5問免除講習の受講申込み開始
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会は、令和7年度賃貸不動産経営管理士試験に向けた「賃貸不動産経営管理士5問免除講習」の受講申込みを、2024年4月24日から受け付けます。この講習を受けることで、受講者には本試験の50問中5問が免除される特典があります。
賃貸不動産経営管理士は、令和3年6月に国家資格として正式に認定されました。それ以降、合格率は約30%前後に推移していましたが、令和6年度には過去最低の24.1%という厳しい結果となりました。難化が続く中、合格を目指す人々にとって5問免除講習は、試験対策の強力な味方となるでしょう。
5問免除講習の特徴
5問免除講習は、賃貸住宅管理業務に必要な専門知識を短期間で習得できるカリキュラムです。実績として、昨年度は講習を受けた2500名以上の受講者の中で、合格者の約半数がこの講習を受講しています。このことが示すように、講習を受けた受験者は一般受験者に比べ合格率が約10%向上していることがデータからも明らかになっています。
講習は、各専門分野で経験豊かな講師陣による講義形式で行われます。受講は1日6.5時間で、試験範囲を効率的にカバーできる構成となっています。この短期間での集中学習は、受験者が幅広い知識を効率的に学ぶ絶好の機会です。
昨年は、4879名の方が当協会の講習を受講し、合格への大きな後押しとなっています。今年度も同様の多くの受講者が見込まれています。
講習の詳細
以下は、令和7年度講習の概要です:
1. 申込開始:4月24日(木)より受付開始
2. 申込方法:公益財団法人日本賃貸住宅管理協会のホームページから申込み
3. 講習期間:7月23日(水)~ 9月17日(水)
4. 講習場所:全国21地域、35会場
5. 講習形式:1日のスクーリング講習
6. 受講料:18,150円(税込)
なお、取得した5問免除の資格は、講習修了年度から2年間有効です。この免除によって、合格へ向けた大きなステップを踏み出すことが可能となるでしょう。
賃貸不動産経営管理士とは
賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の管理業務の適正化に関連する法律で規定されている「業務管理者」としての資格認定です。この資格を持つ専門家は、賃貸住宅管理に関する高度な知識と倫理感を兼ね備え、賃貸不動産の適正な管理を行っています。賃貸不動産所有者の資産を有効に活用し、賃借人の安全・安心を確保する責任も負っています。
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会について
当協会は、賃貸住宅における健全で専門的な運営・管理業務の確立を目指し、全国規模で活動しています。2024年4月の時点で、会員数は2660社に達しており、賃貸住宅市場の整備と発展に寄与することを目的としています。