丸紅ベンチャーズがエルピクセルに出資
丸紅ベンチャーズ株式会社(以下「丸紅ベンチャーズ」)が、画像診断分野で先進的な技術を持つエルピクセル株式会社に出資したことが発表されました。この投資は、医療現場における診断支援AI技術のさらなる発展を目指すものであり、多くの病院や医療機関における診断精度の向上に貢献することが期待されています。
エルピクセルの診断支援AI「EIRL」シリーズ
エルピクセルは、日本国内で創造された企業で、特に肺がんや大腸がんなど、死亡率の高い疾患に重点を置いた画像診断支援AI「EIRL(エイル)」シリーズを展開しています。このシリーズは、X線装置、CT装置、MRI装置などから得られた医療画像をAI技術により解析し、医師の診断をサポートするものです。
EIRLシリーズはすでに国内1000以上の医療施設に導入されており、解析件数は1200万件を超えています。これにより、医療関係者が患者の疾患を正確に把握し、的確な治療を行える基盤が整いつつあります。
さらに、エルピクセルは「IMACEL(イマセル)」という製品も展開しています。このサービスは、病理標本や実験動物を含むライフサイエンス領域のさまざまな画像解析を支援するもので、研究機関や大学などでも高く評価されています。
丸紅ベンチャーズの役割
丸紅ベンチャーズは、丸紅グループの企業であり、設立以来、スタートアップ企業に対する投資を積極的に進めてきました。特に、既存の枠組みにとらわれないイノベーションを促進することを目的としており、エルピクセルへの出資はその一環と言えます。この出資により、エルピクセルは市場展開を加速し、さらなる技術革新を目指すことが可能となります。
丸紅ベンチャーズは、持つ豊富な知識とネットワークを活用し、エルピクセルの事業拡大を支援していく考えです。このようなバックアップのもと、エルピクセルはより多くの医療機関に進出し、患者の健康を守るための貢献をすることが期待されています。
企業情報
本社:東京都千代田区
代表取締役社長CEO:鎌田富久
ウェブサイト:lpixel.net
設立:2019年
* URL:
marubeni-ventures.com
このような動きは、医療AI技術が今後ますます発展し、私たちの健康管理をより効率的にサポートする基盤となることを示唆しています。