三和電気計器が販売開始したMG102は作業現場に最適な絶縁抵抗計

三和電気計器が新たに絶縁抵抗計MG102を発表

三和電気計器株式会社は、2025年7月24日に新商品「MG102」を発売開始しました。この製品は、1000Vのテスト電圧を搭載した6レンジ式のデジタル絶縁抵抗計で、特に作業服の胸ポケットに収まるコンパクトなサイズが特徴です。

高い安全性と操作性

MG102は、IEC61010 CAT.IV300VおよびCAT.III600Vの安全規格に準拠しており、現場での使用において安心・安全を提供します。また、6種類のテスト電圧（50V/100V/125V/250V/500V/1000V）に対応しており、これらは視認性の高いLEDバックライト付きのボタンで操作することができます。

幅広い機能を搭載

MG102は絶縁抵抗測定だけでなく、現場で多用されるAC/DC電圧の測定（同時に周波数も表示）、抵抗、導通測定機能も兼ね備えています。また、任意のテスト電圧をパワーオンオプションで設定できる仕様も魅力的で、使用しないテスト電圧ボタンを無効にすることが可能です。

さらに、絶縁抵抗値のコンパレータ機能を搭載しており、設定した閾値をもとにPASSまたはFAILの比較判定が表示されるため、測定結果の解釈が容易です。

優れた設計と付属品

本体は洗練されたデザインで、操作性の向上も目指されています。標準付属品としては、アリゲータクリップやブレーカーピンなどが用意されており、これらは本体に収納できる工夫が施されています。何かを紛失したり置き忘れたりしないよう配慮されています。

主な仕様には、各種のオート機能も搭載されています。絶縁抵抗測定が終了した後は、測定値をオートホールドして保持します。また、オートパワーオフ機能や自動放電機能も装備されており、無駄なバッテリー消耗を防ぎます。特に、測定対象が30V以上の活線状態である場合には自動で電圧を検出・表示し、テスト電圧を自動的に停止する機能は、現場での安全をさらに高める設計となっています。