名古屋鉄道が提供する新たな環境教育プログラム
名古屋鉄道株式会社(以下、名古屋鉄道)と名鉄観光サービス株式会社、株式会社このほしの三社は、2025年8月24日に「めいてつ森の学校」と題した環境教育プログラムの実証実験を実施します。名古屋鉄道が所有する約90haの森林を利用し、親子で参加できるこのプログラムは、地域の活性化と環境保全を目指す取り組みです。
背景と目的
名古屋鉄道は、愛知県瀬戸市に広がる森を持つことで、これまでにない形で地域の環境教育に貢献していく補助的役割を果たそうとしています。また、名鉄観光サービスは、旅行業と教育支援を通じて、より良い学びの場を提供することを目的としています。このほしは、秋田県で環境教育や森林資源の循環利用に取り組んでおり、専門的知見を持っています。この三社が協力することにより、新しい視点で森と地域を育むことを目指しています。
「めいてつ森の学校」の具体的な内容
このプログラムは、小学生とその保護者を対象に、さまざまな探検やアート制作を通じて自然について学ぶ機会を提供します。特に「Meitetsu Second School」を利用した体験型のプログラムが特徴です。参加する親子は、以下のような活動を通じて学びます。
午前の部
親子で森を探検し、発見した植物や生物をフィールドマップに記録します。
ギフチョウが好む環境を探し、どのようにしてそれを見つけるかを考えます。
緊張感に満ちた探検が終わった後は、参加者間で「未来の森を守るためにできること」を話し合う場も設けられます。
午後の部
五感を使って森の魅力を感じ、多様な感覚を言語化します。
森で見つけた自然素材を利用して、オリジナルのアート作品を制作します。
クロージングの時間には、参加者が自分たちのアートを発表し、将来の森との関わりを宣言します。このように、参加者全員でのコミュニケーションを重視しています。
参加方法と詳細
実施日程は2025年8月24日、参加には事前の申し込みが必要です。募集期間は2025年7月11日から8月18日までで、定員は各回10組に限られています。また、参加費は1世帯8000円(税込)となっています。
このプログラムは、自然と触れ合う貴重な機会を提供し、子供たちが環境保全について考えるきっかけとなります。参加した親子が地域にとっても意義のある時間を過ごせることを期待しています。
今後の展望
今回の実証実験から得られるフィードバックを基に、プログラムの改善や、さらなる展開を検討していく予定です。名古屋鉄道、名鉄観光サービス、そしてこのほしの三者は、持続可能な社会の実現に向け、これからも地域への貢献を続けていくことでしょう。