ライトワークスとSAYA、従業員のセキュリティ意識向上へ戦略的提携を発表

ライトワークスとSAYA、サイバーセキュリティ研修で提携

2025年9月29日、ライトワークスはSAYAとの戦略的提携を発表しました。この提携により、企業向けのサイバーセキュリティ研修の重要性が再び浮き彫りになり、日本企業における従業員教育の質を向上させる新たなプラットフォームが誕生します。

現代のサイバーリスクとその影響

日本企業を取り巻くサイバーセキュリティの脅威は年々増加しています。特に、未教育の従業員がサイバー攻撃の主要なターゲットとされており、そのリスクを軽減するための教育が急務とされています。最近では、AIを駆使した巧妙な攻撃手法が増えており、企業は従業員の安全意識を高めるための取り組みがこれまで以上に必要です。

SAYAによる日本企業向けの独自の研修方式

SAYAが提供するマイクロラーニングライブラリを活用することで、ライトワークスは従業員がセキュリティ意識を高めるための最良の選択肢を提供します。日本の労働環境に適した形式で教育を行うことで、企業は従業員に対する情報セキュリティの重要性を効率的に浸透させることができます。

「私たちは長年にわたり企業研修の分野で専門性を培ってきました。今回のSAYAとの提携により、経営者と従業員両方が急速に変化するリスク環境に自信を持って対応できるようサポートします」と、ライトワークスの代表である江口夏郎氏は語っています。

マイクロラーニングで効率的な知識習得

SAYAの研修内容は、フィッシングやランサムウェア、内部不正など幅広いリスクをカバーしています。アニメ形式で設計された研修は、忙しい従業員が短時間で学びやすい内容となっており、理解度確認用のクイズも用意されています。これにより、従業員は実践的な知識を身に付け、サイバー攻撃への対処能力を高めることが期待されます。

サイバーセキュリティ研修の必要性が増す中

日本におけるサイバーセキュリティ教育の不足は深刻な課題です。企業は従業員に向けた研修を怠ることができず、SAYAとライトワークスの共同作業はその解決策のひとつとなります。SAYA創設者ジョナサン・ロッシ氏は、「従業員向けの研修が不可欠です。ライトワークスとの提携で、より実践的で導入可能なプログラムを提供できることを誇りに思います」とコメントしています。

未来を見据えた提携

今回の提携は、企業の成長と安全性を確保するための戦略的なステップとして位置づけられています。厳しい規制・社会的な要求を受ける中で、従業員一人ひとりがサイバーセキュリティの最前線で活動できる環境作りが求められています。SAYAとライトワークスの協力によって、日本企業はこの不確実性の時代を乗り越えるための大きな一歩を踏み出すことができるでしょう。