ゴールド投信新規設定
2025-07-17 10:11:27
ステート・ストリート、低コストのゴールド公募投信を日本市場に投入
ステート・ストリート、ゴールド公募投信を新たに導入
2025年7月17日、東京での発表によると、ステート・ストリート・コーポレーションの資産運用部門であるステート・ストリート・インベストメント・マネジメントは、日本市場に向けて新たなゴールドの公募投信を2本設定しました。これらのファンドは、2025年8月14日からの開始を予定しており、国内の投資家にとって金へのアクセスをさらに容易にすることを目的としています。
新公共投信の特徴
今回設立されたのは、"ステート・ストリート・ゴールド・オープン(為替ヘッジあり)"と"ステート・ストリート・ゴールド・オープン(為替ヘッジなし)"という2つのファンドです。これらのファンドは、日本円建てのLBMAゴールドプライスPMに連動することを目指し、金現物の流動性を提供するSPDR®ゴールド・ミニシェアーズ®(GLDM)を投資対象としています。運用管理費用は年率約0.2925%と、消費税抜きで0.2750%程度とされ、特に楽天証券での取り扱いが注目されています。
これらのファンドの設立にあたり、金融法人営業部長である稲寛彰氏は、「ポートフォリオの分散を求める日本の投資家が増えている中、金への需要も高まってきている。今後、米ドル安のリスクを抑えるための為替ヘッジありの選択肢も重要だ」と述べています。さらに、金の価格上昇に加えて円安ドル高の恩恵を受けることが可能な為替ヘッジなしの選択肢も提供されています。
投資環境の変化
近年、日本国内における投資環境は大きく変化しています。新NISA制度の拡充に伴い、投資を始めたばかりの個人投資家にも多様な金融商品への関心が高まっています。アーロン・チャン氏は、「市場のボラティリティが増す中、投資家は株式や債券に加え、金のような代替資産への注目を強めている」と指摘しています。
さらに、ワールド ゴールド カウンシルのシャオカイ・ファン氏も、中央銀行による金の買い進めが価格上昇を後押ししているとし、金市場にはさらなる上昇圧力があるとの見解を示しています。金は2025年前半にかけて過去最高値を更新し、極めて好調なパフォーマンスを見せています。
ゴールド投資の重要性
ステート・ストリート・インベストメント・マネジメントが提供する新たなゴールド公募投信は、金投資の革新における重要なステップです。2004年に世界最大の現物裏付けゴールドETFを設定した同社は、過去の経験を活かし、新たなファンドを通じて日本の投資家にさまざまな選択肢を提供します。今後もニーズに応じた商品の拡充が行われることでしょう。
金投資は、価格変動が大きいリスクが伴う一方で、ポートフォリオを多角化し、資産を保護するための戦略的な選択肢として注目されています。新しいゴールド公募投信が登場したことで、日本の投資家はより幅広い選択が可能になり、将来の投資スタイルが大きく変わることが期待されます。
会社情報
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ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
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