メタバースと石見神楽
2025-10-15 09:50:37

伝統芸能「石見神楽」がメタバースで新たな体験を提供!受賞の背景に迫る

「石見神楽メタバース化プロジェクト」の概要



最近、大丸松坂屋百貨店の「石見神楽メタバース化プロジェクト」が、2025年10月8日に開催された「Japan Metaverse Awards 2025」において、栄えあるメタバースジャパン特別賞を受賞しました。本プロジェクトは、伝統的な石見神楽をメタバース内で体験できるようにすることを目指し、島根県江津市と協力して進められています。

プロジェクトの背景



石見神楽は、島根県西部の石見地方に深く根付いた伝統芸能であり、地域文化の象徴です。大丸松坂屋百貨店はこの魅力を活かし、最新のVR技術を取り入れることで、地理的な制約を超えてより多くの人々にその体験を提供しようと考えました。特に、VRChatプラットフォームを利用することで、参加者はどこにいても石見神楽をリアルに体験することが可能となります。

類まれなる体験



プロジェクトの中核をなすのは、30種類以上の演目から選ばれた2つの代表的な演目です。「大蛇(おろち)」は、須佐之男命と八岐大蛇が対峙する場面を体験でき、2025年5月から公開されます。わずか1週間で1万Visitを達成するなど、注目を集めています。

さらに、「鐘馗(しょうき)」では、キャラクターが着用する衣装を3DCG化し、無償で配布され、ユーザーがその世界観を楽しむことができます。このように、伝統的な要素をデジタルに変換することで、新たな価値を創出するのです。

受賞の意義



一般社団法人Metaverse Japanの代表理事、長田新子様は、受賞の際に「大丸松坂屋百貨店さんの素晴らしさは、伝統を新しい形で表現し、体験コンテンツとして届けたことにあります。メタバースは単なる仮想空間ではなく、地域や文化を伝える新しい手段である」と述べています。これは、メタバースを通じて地域を活性化し、文化を次世代に継承する可能性があることを示唆しています。

江津市の期待



江津市長の中村氏も本プロジェクトの受賞を喜び、「石見神楽とメタバースの融合には大きな意義がある」とし、地域文化を次世代へと繋げる重要性を強調しました。このように、プロジェクトは、地域の文化を活かしつつ、新しい形での伝承を実現しています。

今後の展望



大丸松坂屋百貨店のメタバース事業は、この受賞を新たなスタートと捉え、今後も企業や自治体との連携を深め、価値共創を図りながら、多彩な体験の提供を目指していきます。メタバースを通じて、より多くの人々に日本の伝統文化に触れ合ってもらえればと願っています。

公式プロジェクト動画のリンクも参考にしてください:
石見神楽メタバース化プロジェクトPV

全体的に、このプロジェクトは、伝統的な芸能を現代に甦らせる試みであり、単なるコンテンツ提供を超え、地域活性化にも繋がる可能性を秘めています。今後の展開に大きな期待が寄せられています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社 大丸松坂屋百貨店
住所
東京都江東区木場二丁目18番11号
電話番号
050-5497-6916

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。