SmartHRとクラウドログが手を組む
株式会社SmartHRが、企業の働き方を可視化する生産性向上SaaS「クラウドログ」と連携を開始しました。この連携により、SmartHRのID管理機能を活用して、クラウドログのアカウント管理を効率化します。
課題解決の背景
多くの企業がDXを推進する中、情報システム部門では依然として手動でアカウント管理を行うケースが見受けられます。特に、従業員の入退社や異動がある度に発生する手作業は、担当者にとって相当な負担です。また、退職者アカウントの管理ミスが情報漏洩につながるリスクも指摘されています。このような課題を受けて、SmartHRとクラウドログは連携に至りました。
連携のメリット
今回の連携によって、企業はSmartHR上で従業員の入退社や異動情報をもとに、クラウドログのアカウント情報を一覧で確認できるようになります。これまで手間のかかっていたアカウントの棚卸しや発行・停止作業が、SmartHR上で簡便に行えるため、抜け漏れのないアカウント管理が可能になります。
具体的には、情報システム部門が煩雑な確認・入力作業から解放され、リソースを戦略的な業務に再分配できるようになります。この結果、セキュリティリスクが大幅に低減し、企業全体の生産性が向上することが期待されます。
今後の展望
SmartHRは、今後も人事労務領域で得たノウハウを活用し、情報システム領域にも展開していく方針です。具体的には、さらなるSaaSとの連携を強化し、企業のセキュリティと生産性の向上を図っていく意向があります。新たなサービスや機能についての情報も、順次提供していく予定です。
クラウドログとは
「クラウドログ」は、クラウドワークスが提供するSaaSであり、従業員の工数を収集して企業の働き方を見える化する機能を持つソフトウェアです。2020年3月にサービスを開始するやいなや、850社以上の企業に導入されており、その約3割は従業員300人以上の大企業です。このサービスは、企業が時間の記録を通じて未来を豊かにすることを目指しています。
SmartHRを支える機能
一方、SmartHRするSaaSであり、労務管理において7年連続でシェアNo.1を誇る企業です。採用情報管理から雇用契約、勤怠・給与計算まで、ペーパーレス化を進め、データを蓄積しています。さらに、集積された従業員データを基にしたタレントマネジメント機能が充実しており、最適な人員配置や人材育成を後押しします。
これからもSmartHRは、企業全体の生産性向上とともに、誰もが働きやすい環境作りに貢献していくことを目指しています。企業の成長を支えるための新たな取り組みに、ますます期待が高まります。