中高生の防災発表会
2025-12-23 11:34:54

東京大学と尾西食品が支援する中高生の防災研究成果発表会

中高生の防災に向けた研究が東京大学で発表



2025年12月14日、東京大学福武ホールにて、尾西食品株式会社と東京大学大学院情報学環 開沼研究室の共同による「尾西食品×東京大学 防災探究アカデミア」の研究発表会が開催されました。首都圏の中高生30名が4つのチームに分かれ、約3ヶ月間の研究成果を発表しました。

研究発表会の背景と目的


このプログラムは、災害への意識を高め、中高生が防災の担い手として成長することを目的としています。特に首都圏に住む中高生は、次世代のリーダーとしての役割を担うことが求められています。参加者は、指導を受けながら自らの研究を進め、学術的なレベルでの発表を目指しました。

発表会の進行


午前10時、発表会を前に学生たちは集まり、最終調整を行いました。各チームは8分間のプレゼンテーションと10分間の質疑応答を実施し、専門家が評価を行いました。審査基準としては、研究の問いと答えの明確さ、先行研究との関連性、調査方法の独自性が重視されました。

メディア取材もあり、審査員や観客は中高生の成熟したプレゼンテーションに驚嘆しました。質疑応答では、東京大学の研究者や尾西食品の専門家からの鋭い質問が飛び交い、チームメンバーたちは自信を持って回答しました。

研究成果のハイライト


最優秀賞に選ばれたチームは、「避難所生活における健康維持のための意識調査」をテーマに、避難時の薬剤の備えやアレルギー対応についての調査を行いました。この研究が着目した2つの視点は、これまでの防災の視野には貴重な知見をもたらしました。

優秀賞チームは、「災害時に中高生はスマートフォンをどのように使うのか」というテーマで、若者特有の視点から災害時の情報収集について調査しました。これにより、スマートフォンの使用制限が安否確認に与える影響を明らかにしました。

赤門賞に輝いたチームの1つは、東京ドームにおける帰宅困難者数を推定し、地域の防災計画への提言を行いました。もう1つのチームは、防災意識と教育の関連性を研究し、具体的な改善点を提示しました。

審査員からの評価


東京大学の開沼博准教授は、発表の新規性と独自性について高く評価しました。「特にアレルギー対応やスマートフォンの使用に関する研究は、既存の防災研究には見られない視点で、非常に価値があります」と語り、発表を通じて中高生が社会に影響を与える存在であることを期待しました。

今後の展望


今回の研究発表を受けて特に優れた研究を行ったチームは、今後の学会発表に向けてさらに研究を深化させる予定です。また、国際防災意見交換や他のコンテストへの応募も考えられています。

尾西食品は、次世代の防災意識を高めることに注力し、今後も地元の教育機関と連携し、持続可能な防災社会の実現を目指します。プログラム参加者は、責任ある防災の担い手となるための知識や経験を得ていくことでしょう。

まとめ


尾西食品と東京大学の強力なコラボレーションにより、中高生の防災に対する意識や行動が新たな次元に進化しています。これからも彼らの研究が社会に実装されることで、より安全で暮らしやすい社会の構築に貢献することが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

会社情報

会社名
尾西食品
住所
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。