JTOWERが新たな共用装置を導入
株式会社JTOWERは、独自に開発した新型共用装置を2025年12月に大阪市の「淀屋橋ゲートタワー」に初めて導入することを発表しました。この新型装置は、省電力、小型軽量化、高出力化を同時に実現し、効率的な通信環境の構築に寄与します。
新型共用装置の特徴
新型共用装置は、携帯キャリア4社の周波数帯域に対応しながら、消費電力を全体で約25%削減します。また、容量は約35%縮小され、小型化・軽量化が可能となりました。この装置の高出力化により、特に大型建物内での広範囲な通信カバーが実現されます。これにより、必要な装置の数が減少し、設置スペースの確保や電力消費の削減が図られます。
淀屋橋ゲートタワーに導入されるこの装置は、新しい建物の通信環境を整備するだけでなく、既存の通信設備の更新時にも効果的です。建物の竣工後は、携帯キャリアが順次その運用を開始します。
AI運用の導入
さらにJTOWERは、設備導入後の保守・運用においてAI技術を取り入れる「AI運用」の導入も計画しています。2026年度にはこれを実現し、設備故障の予知保全や品質管理の均一化を進め、人的ミスの削減に努めます。
淀屋橋ゲートタワーの情報
この新型装置が導入される淀屋橋ゲートタワーは、大阪市中央区に位置し、地上29階、地下2階で延床面積は132,432.82㎡あります。主要用途には事務所や店舗、駐車場が含まれており、大阪メトロ御堂筋線と京阪本線の淀屋橋駅と接続されています。
JTOWERの技術力
JTOWERは、携帯キャリアのニーズに応じた共用装置の開発に特化した体制を持ち、技術開発部門が社内で活躍しています。携帯キャリアとの密接な連携により、必要な品質を満たすための高度な通信インフラが整備されています。日々の業務においても、技術者が社員内で最も多く、常に安定した通信環境を提供する力を持っています。
同社は、2012年に設立されて以降、インフラシェアリングの先駆者として国内外での技術開発を推進。これまでに、5G対応の共用装置やオープンRAN対応の無線機など、新たな技術に積極的に取り組んできました。今後もモバイルフロントホールのシェアリングやAIを用いた障害検知技術の充実化を目指し、顧客ニーズに応える製品とサービスの提供を続けていきます。
まとめ
JTOWERが開発した新型共用装置は、通信の効率化に向けた重要なステップとなります。淀屋橋ゲートタワーへの導入を皮切りに、より多くの施設での導入が期待されます。また、AI運用の導入により、未来の通信環境がますます進化することが予想されます。これからのJTOWERの動向に引き続き注目が集まります。