JX石油開発のCCS事業
2024-10-15 22:54:15

JX石油開発、先進的CCS事業の設計作業を受託し環境保護に貢献

JX石油開発、先進的CCS事業に着手



JX石油開発株式会社は、ENEO株式会社と電源開発株式会社(Jパワー)と協力し、新たに「先進的CCS事業の実施に係る設計作業」を受託したことを発表しました。このプロジェクトは、日本の温室効果ガス削減目標の達成に向け、2030年度までにCO₂の貯留を開始することを目指しています。

CCS事業の背景



CCSとは、二酸化炭素の回収・貯留を指す技術で、エネルギー生産に伴うCO₂の排出を抑える役割を果たします。今回のプロジェクトでは、西日本の瀬戸内・九州地域におけるJU石油開発の製油所やJパワーの火力発電所から排出されるCO₂を対象に、分離回収、輸送、貯留の詳細設計を行います。

計画の概要



本業務の主要なタスクには、CO₂の分離回収に関わる設備の詳細な検討、試掘調査のための準備作業、ならびに貯留地として候補に挙げられている九州西部沖の海域帯水層での調査が含まれています。また、プロジェクトの精度向上とコスト削減を図るための取り組みも行われる予定です。

共同事業者と連携



このプロジェクトは、西日本カーボン貯留調査株式会社と協力して進めており、JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)からの支援を受けています。4社は、地元経済に寄与しつつ、環境保護に向けた持続可能なエネルギー供給を実現するために協力していきます。

環境への寄与



JX石油開発、ENEO、Jパワーの3社は、2040年までに年間約170万トンのCO₂を貯留することを目指しています。これにより、大規模なCCSバリューチェーンの創出が期待され、温室効果ガスの排出削減に対する強力な一手となるでしょう。

結論



JX石油開発がENEOやJパワーと共に進める先進的CCS事業は、国内エネルギーの安定供給を確保しながら、環境立国に貢献する可能性を秘めています。温暖化対策としてのCCS技術は今後、更なる発展が期待され、持続可能な社会の実現に向けた一歩となるでしょう。

この新たな取り組みが、脱炭素を推進する国の政策とどう連携していくのか、今後の動向に注目が集まります。


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会社情報

会社名
JX石油開発株式会社
住所
東京都千代田区大手町1-1₋2ENEOSビル
電話番号

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