猛暑の東京、熱中症対策を強化!「沸とう京」で命を守る行動を

今年の夏は、東京都が「沸とう京」と呼ぶほど、厳しい暑さが続いています。5月からの気温上昇は著しく、7月8日には府中市で39.2度を記録するなど、観測史上最高気温を更新しました。東京都は、この異常な暑さを受け、熱中症対策の強化に乗り出しています。

都は、熱中症予防の啓発として、以下の取り組みを積極的に推進しています。

1. クーリングシェルターとクールシェアスポットの活用

熱中症による死亡者数の増加傾向を受け、気候変動適応法が改正され、冷房設備が整った施設が「クーリングシェルター」として指定されています。東京都では、さらに省エネも意識し、冷房環境を共有する「クールシェアスポット」を令和5年から登録し、広く紹介しています。現在、東京都内には1,159施設のクーリングシェルターが指定されており、東京都防災マップに両施設の情報が掲載されています。都民は、マップから簡単に近くの涼み処を見つけられます。

2. Tokyowater Drinking Stationの設置

東京都は、公共施設などに設置されている水飲栓を「Tokyowater Drinking Station」として展開しています。都内には約900ヵ所設置されており、観光地周辺では訪日外国人にも利用されています。外出時は、Tokyowater Drinking Stationで水分補給を行い、熱中症対策を心がけましょう。設置場所はマップで公開されています。

3. エアコンの積極的な利用を呼びかけ

東京都は、熱中症予防の重要性を訴えるため、2024年5月号の「広報東京都」で熱中症対策を特集し、動画を制作しました。TVCMやWEB広告、サイネージなどで広く熱中症予防を呼びかけています。動画はデータ提供も可能です。

4. 救急車の出動件数増加と適切な利用への呼びかけ

猛暑日が続くと、熱中症による救急車の出動要請が急増します。2024年7月8日には、一日あたりの救急出動件数が過去2番目の多さとなる3,372件を記録しました。東京消防庁は、救急車の適時・適切な利用を呼びかけ、電話相談窓口「#7119」や「東京版救急受診ガイド」を設けています。

都民一人ひとりが熱中症対策に取り組み、救急車の適時・適切な利用を心がけることで、命を守る行動につながります。

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