不登校の子どもたち、新たな交流の場へ
2025年2月8日、特定非営利活動法人キリンこども応援団が主催するオンラインフリースクール「clulu」第2回リアルイベントが、大阪府泉佐野市にある「キリンの家」で開催されました。このイベントは、オンラインでの繋がりを持つ不登校の子どもたちが、初めてオフラインでの交流を体験する機会として、多くの期待が寄せられていました。
参加者6組の子どもたちとその親
当日は、関西を中心に全国から6組の親子が集まりました。親子で参加することでより深いコミュニケーションが生まれ、保護者同士も抱える悩みを共有し合うなど、有意義な時間となりました。一方、遠方に住む子どもたちもオンライン参加し、リアルタイムで交流できる工夫もなされていました。
バレンタインデザート作りを楽しむ
イベントのプログラムには、バレンタインをテーマにしたお菓子作りが含まれており、参加した子どもたちはそれぞれ自分たちのアバターを使ってオンラインで参加。リアル参加の子どもたちと、画面越しに一緒に楽しむことで、まるで一つの仲間のように感じました。
保護者同士の交流も大切な時間
また、保護者同士のコミュニケーションの時間も設けられ、悩みや経験を語り合うことで、支え合う仲間がいることの心強さを実感できる機会となりました。互いに励ましあう姿が印象的でした。
外遊びへ!皆の勇気による決断
アクティビティとしては、外での遊びが中心となり、参加者たちは「せっかくだから外に行こう!」と全員が一致団結。彼らは神社にお参りしたり、公園でサッカーを楽しんだりしました。不登校中の子どもたちにとって、リアルな外の世界に踏み出すことは大冒険であり、多くの笑顔と驚きが見られました。
参加者からの生の声
イベントを終えた後、参加した子どもたちは「仲間とバレンタインのお菓子を作ることができて楽しかった」「神社での経験が良い思い出になった」といったコメントを寄せており、実際に顔を合わせての交流が彼らに与える影響の大きさが伺えます。また、保護者からも「子どもたちが笑顔を見せてくれて嬉しい」や「今後の活動にも期待が持てる」といった感想が聞かれました。
校長の思い
cluluの校長を務める篠田想氏は、「子どもたちが顔を輝かせている姿を見て、この活動の重要性を再認識した」と語り、未来への希望を感じています。子どもたちが少しずつリアルに足を踏み入れることで、社会との繋がりを築き、新たな一歩を踏み出せるよう願っています。
これからも続く支援
今回のリアルイベントでは、オンラインとリアルの二つの世界が見事に融合し、子どもたちにとって特別な記憶となりました。今後もcluluは、不登校の子どもたちが安心して自らの未来に踏み出す手助けをする場として、さらなる活動を続けていくことでしょう。
イベント開催概要
- - 日時: 2025年2月8日(土) 12:00 - 16:00
- - 場所: こども食堂キリンの家 まちば拠点
- - 参加者: オンライン及びリアル参加者 merging together