日本農業と鈴与商事の資本提携が新たな農業モデルを構築
新たな提携の背景
株式会社日本農業(東京都品川区)は、鈴与商事株式会社(静岡県静岡市)と資本業務提携を結び、果樹生産の拡大に向けた新たな一歩を踏み出しました。この提携は、日本農業が目指す「日本の農業で、世界を驚かす」のミッションを具現化するための重要な施策です。
鈴与商事の子会社であるベルファーム(静岡県菊川市)は、2026年4月から青森県青森市浪岡地区において高密植栽培を取り入れたリンゴ生産を開始する予定です。この高密植栽培は、一本一本の樹を細く仕立て、多くの樹を植えることで、収穫量が従来の栽培方法に比べて大幅に増加することが見込まれています。
現在の農業の課題
日本では、農林水産省の予測によると、2030年には果樹農業の耕作面積が急激に減少することが示されています。青森県においても、最近ではリンゴの栽培面積が縮小しており、持続可能な農業の実現に向けた取り組みが急務です。鈴与商事が果樹栽培に進出する背景には、こうした社会的な課題があります。健康志向の高まりや地元産品のニーズに応えるためには、新しい農業の形が求められています。
提携の内容
この資本提携により、鈴与商事の代表取締役社長である伊藤正彦氏が日本農業の社外取締役に就任。両社はそれぞれの強みを活かし、協力して持続可能な農業モデルの確立を目指します。リンゴ事業だけでなく、農産品の輸出、物流、農業資材供給など多岐にわたる分野での連携が見込まれています。
具体的な展開
具体的には、ベルファームは青森市浪岡地区に約7.5ヘクタールのりんご園地を開発し、2026年4月から定植を計画しています。高密植栽培の導入により、効率的にリンゴ生産が行われる予定です。また、鈴与商事は2025年11月から日本農業との取引を開始し、静岡、山梨、長野、愛知の4県で製品を展開します。
鈴与商事とベルファームについて
鈴与商事は1990年に設立され、多様なエネルギー関連事業を展開しています。また、ベルファームは2010年に農産物の生産を開始し、地元地域で着実に成長を遂げています。両社の連携は、地域農業の活性化に貢献するものと期待されています。
今後の見通し
今後、日本農業と鈴与商事の提携は、持続可能な農業の実現を加速させることが予想されます。両社が協力することで、新たな農業技術の導入や生産効率の向上が図られ、果物の生産から販売までの一気通貫した流れが構築されることでしょう。これにより、地域の農業振興や地元の経済活性化が期待されます。
私たちはこの取り組みが、未来の日本の農業における新しいスタンダードを築くことにつながると信じています。その実績と成果がどのように生まれるのか、今後の展望に目が離せません。