東京大学とMakeblock
2020-03-10 09:00:36

東京大学がSTEAM教育研究をMakeblockと共同で進行中!

東京大学大学院情報学環の山内研究室は、2020年4月1日よりSTEAM教育に関する研究を開始することが決定しました。この取り組みには、世界140以上の国々でSTEAM教育ソリューションを提供しているMakeblock Co., Ltd.が支援を行います。Makeblockは、中国深センを本社とする企業で、創業者の王建軍氏がCEOを務めています。この研究は2年間続く予定であり、毎年、研究の進行状況を発表する場として暫定的に「STEAM Education Conference」を東京大学で開催する計画です。

STEAM教育は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の各分野を横断的に学ぶことを重視し、実社会での課題解決に生かすための教育手法として注目を集めています。日本においても、「学びのSTEAM化」を進める動きがあり、小学校ではプログラミング教育が必修化されつつあります。また、教育分野におけるICT活用を促進するGIGAスクール構想も活発に進行中です。このように、日本でもSTEAM教育の環境が整い始めている中で、Makeblockが東京大学の研究を支援する意義は大きいといえます。

本研究では、以下のようなテーマが取り上げられる予定です:
1. STEAM教育の歴史や概念、実践についての整理
2. 日本における初等・中等教育におけるSTEAM教育のカリキュラムの位置づけ
3. STEAM教育や教材の評価方法の開発

これらの研究から得られた成果は、学会発表や学術論文として公表されるほか、教育関係者向けのSTEAM教育ガイドブックの作成も予定されています。また、研究に関連したイベントも実施され、教育関係者との情報交換や意見交換の場として活用されることが期待されています。

この研究を推進する東京大学の山内教授は、「Makeblock社のご支援により、STEAM教育に関する研究を開始できることに感謝しています。21世紀を担う子どもたちを育成するための基盤を築く研究を進めたい」とコメントしています。特任研究員の杉山昂平氏も、学習科学の観点から趣味を研究し、学びと遊びが結びついた興味駆動型の学習環境に関心を寄せています。

一方、Makeblockの菊池裕史カントリーマネージャーは、「東京大学の研究がSTEAM教育のさらなる発展に貢献することを期待しています」と述べています。Makeblockは既に25,000校以上の教育機関にSTEAM関連のハードウェアやソフトウェアを提供しており、今後も教育の革新に力を入れていく考えです。また、Makeblockの取り組みはSTEAM Onboard Programを通じて、世界中の教育機関でのSTEAM教育の実施を支援しています。

本研究に関心のある教育機関は、Makeblock Japan株式会社にお問い合わせすることができます。教育の未来を担うSTEAM教育の研究が、日本においても本格化していく様子が見受けられ、今後の成果に期待が高まります。

会社情報

会社名
Makeblock Japan 株式会社
住所
東京都品川区西五反田4丁目9-14ポルトグランデ目黒かむろ坂16
電話番号

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