マネーツリーが新たに追加した資金繰り表機能とは
マネーツリー株式会社は、2023年にリリースした中小企業・個人事業主向けの財務管理ソリューション「Moneytree Business®︎」に、企業が抱える重要な資金繰りの課題を解消するために「資金繰り表機能」を新たに追加したことを発表しました。この新機能の導入により、資金ショートのリスクを軽減し、経営者や財務担当者が本業に集中できる環境を構築することを目指しています。
資金繰り表機能の特長
この資金繰り表機能は、複数の口座をまとめて管理できる点が大きな特徴です。ユーザーは、異なる銀行口座やクレジットカードの残高や入出金を一元化し、一つの画面で全体の資金の流れを把握することができます。これによって、従来の手動での作業から解放され、業務の効率化が図れます。
また、スプレッドシートのように簡単に入力できるため、将来の入出金予定を直感的に管理可能です。この入力方法により、資金移動や支払いの計画も柔軟に行えるようになっています。
さらに、毎月や毎日の残高推移を表示し、どの日に資金が不足するかを事前に把握することができるため、予測に基づいた戦略的な経営判断が可能になります。給与や税金の支払いに必要な資金が月末に十分に確保できるかどうかも自動で計算され、急な資金ショートを未然に防ぐことができます。
ユーザーへの価値提供
資金繰り表機能は、特に中小企業やスタートアップにおいて非常に重要な役割を果たします。「いつ資金が不足するかを事前に知りたい」「複数の口座を一つの画面で見たい」「面倒な作業を自動化したい」というニーズに応えるために開発されており、これにより企業が資金繰りに関する不安を軽減し、適切な経営判断を下す手助けをします。
今後の展開
今後、マネーツリーは月ごとの資金繰り表機能に加え、日ごとの資金繰り表機能もリリース予定です。この新たな機能により、企業のキャッシュフロー管理はさらに詳細になり、資金繰りのデジタルトランスフォーメーションを進めていくことを予定しています。
Moneytree Businessについて
「Moneytree Business®︎」は、中小企業や個人事業主向けに特化した財務管理ソリューションで、複数の銀行口座やクレジットカード情報を一元管理することを可能にします。視覚的に財務状況を把握できるようになっており、AIによる利益や損失予測機能も搭載されているため、将来の事業計画や資金計画の作成を大いにサポートします。
マネーツリーの成り立ち
マネーツリーは2012年に日本で誕生し、金融データプラットフォーム「Moneytree LINK®︎」を基に、個人資産管理サービスや中小企業向けの財務管理ソリューションを提供しています。今では、国内の金融・会計業界において標準的なAPIとして認知されており、利用者に信頼されるデータプラットフォームの構築を目指しています。
マネーツリーは、これからも企業に必要なインサイトを提供し、健全な経営を支援するべく、さらなる機能開発に努めていくことでしょう。