大学生の働き方調査
2025-03-18 12:27:48

大学生が理想とする働き方、職場交流の実態を探る調査結果

最近、株式会社ベネッセi-キャリアが大学2、3年生を対象に行った『現役大学生が理想とする『こんな会社ではたらきたい!』ホンネ調査』の結果が発表されました。この調査では大学生たちがどのような職場環境や働き方を望んでいるかが浮き彫りになり、教育機関や企業が今後の方針を見直す上で非常に興味深いデータが得られました。

職場内でのコミュニケーション


調査によると、職場交流会について47.8%の大学生が『業務時間外の開催でも参加したい』と回答。昼夜を問わず、45.3%が『会食のみで飲酒なし』を希望していることがわかりました。これは、学生たちがよりリラックスした環境で人間関係を築こうと考えていることを示しています。このように、大学生の間では飲酒を伴わない交流の重要性が高まっていることが明らかとなりました。

さらに、新卒1年目において、社会人としてどのように育成されたいかに関する質問では、64.2%が『長期的に活躍人材になれるよう、ゆっくり時間をかけて育てて欲しい』と述べており、6割以上が時間をかけた育成を望んでいることが分かりました。業務上のミスについての理想的な指導スタイルも興味深く、約7割の学生が『直属の上長と1対1で、対面で話しながら指導されたい』と答えています。

早期転職に関する意識


働き方について、希望するスタイルが実現されない場合、42.0%の大学生が『最低3年はたらいてから検討したい』と答え、早期転職を志向する場合でもしっかりとした経験を積むことを重視していることが示されました。また、残業に関しては、全体の8.7%が『理由に関わらず残業はしたくない』と答え、過労や不必要な残業を避けたいという志向がうかがえます。さらに、『ハイブリッド勤務』を希望する学生は38.4%おり、テレワークとの組み合わせを望む声が多いことが分かりました。

仕事とプライベートの両方を大切にしたいという気持ちが強く、72.8%がそのように考えていると答えています。これにより、就業環境に対する期待値が高まっていることが確認されます。

企業選びの基準


企業選びにおいては、希望職種が17.3%、給与が16.8%、社員の人柄が16.0%と上位に挙がり、ひとつの企業に対する期待は多様化しています。特に人柄を重視する学生が多いのは、今後の職場環境においても重要なファクターとなるでしょう。これらのデータは、企業が新たな採用活動や育成方針を見直す際に参考になるポイントが多く、大学生とのコミュニケーションを拡大する必要があることを示唆しています。

今回の調査結果は、大学生が現代の職場に求めるものとは何か、どのように働きたいのかという志向を具体的に示しています。企業は、学生が望む職場環境やコミュニケーションのスタイルに応じた施策を講じることが期待され、企業と大学生の両者にとって、今後の社会での繋がりがより重要なものとなるでしょう。


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