インドネシア・ジャカルタに新たな戸建分譲プロジェクト始動
阪急阪神不動産株式会社がインドネシア・ジャカルタ都市圏のBSD地区において、戸建分譲事業『レンコンウェタンプロジェクト』に新たに参画することが発表されました。このプロジェクトは、インドネシアの大手デベロッパーであるSinarmas Land社の子会社であるBumi Serpong Damai社と肩を並べて進められます。
プロジェクトの概要と規模
『レンコンウェタンプロジェクト』は、ジャカルタ中心部から南西へ約15kmの距離にあるBSD地区で展開されます。このエリアは約6,000ヘクタールにも及ぶ広大なタウンシップの一部であり、ここで提供される住宅はタウンハウスとショップハウスを合わせて約3,000戸という大規模なものです。BSD地区は、インドネシア最大級の開発エリアであり、住宅だけでなく商業施設や教育機関なども整備されているため、今後の住宅需要が非常に高いと見込まれています。
タウンハウスの特徴には、1階から3階建てまでの連棟式住宅形式があり、インドネシアの住宅市場では非常に一般的です。
先行事業との関係
阪急阪神不動産とBSD社は、すでに2016年に共同で住宅分譲事業『ザ ゾラ』に取り組んでおり、今回のプロジェクトはそれに続く形となります。また、BSD社とは複数の賃貸開発事業においても提携関係が構築されており、今後もこのパートナーシップをより強固なものにしていく方針です。特に、商業・オフィス・ホテルの複合施設「プラザインドネシアコンプレックス」や、オフィスビルのグループにおいて、双方は優れたシナジーを発揮しています。
プロジェクトの地理的特性
『レンコンウェタンプロジェクト』が位置するBSD地区は、南タンゲラン市にあり、バンテン州に属します。誠に魅力的な地理条件を持ち、ジャカルタ市内からのアクセスも良好で、発展が期待されています。敷地面積は約500,000平方メートルと広大で、住環境としての整備が進められています。
市場動向と今後の展望
阪急阪神不動産は、ASEAN諸国を中心に不動産事業の強化に取り組み、これまでのプロジェクト参画総数は61件、戸数にして約70,060戸に達しています。これをもとに、さらなる市場開拓を進めていくことになります。ただ単にプロジェクトを増やすだけでなく、地域のニーズに応えた住宅提供を行い、持続可能なまちづくりを目指しています。
会社概要
- 所在地: 大阪市北区芝田1丁目1番4号 阪急ターミナルビル内
- 代表者: 福井 康樹
- 資本金: 124億円
- 売上高: 1,363億円(2024年度)
- 従業員数: 約950名
- - PT. Bumi Serpong Damai Tbk
- 所在地: Sinar Mas Land Plaza Grand Boulevard BSD Green Office Park, BSD City, TANGERANG, 15345 Indonesia
- 資本金: 約2兆ルピア(約190億円)
- 売上高: 約12兆ルピア(約1,140億円、2023年度実績)
今後も阪急阪神不動産とBSD社の連携により、充実した住宅提供を進め、地域貢献を果たしていくことでしょう。