群馬の伝統をカントリーマアムに!
群馬県高崎市にある高崎商科大学では、新しい群馬土産を開発するプロジェクトが進行中です。このプロジェクトでは、株式会社不二家と協力し、群馬の名物「焼きまんじゅう」をフレーバーにした「カントリーマアム(焼きまんじゅう味)」が誕生しました。この商品は、群馬県民にとって親しまれている焼きまんじゅうの風味を、手軽に楽しめる形にアレンジする試みです。
焼きまんじゅうの魅力
焼きまんじゅうは、安政4年(1857年)に創業した「原嶋屋総本家」のたれを使っており、地域の人々に長年親しまれています。外はカリッと中はもっちりとした食感が特徴で、美味しさの秘訣は伝統的な製法の中にあります。この焼きまんじゅうの魅力を凝縮したカントリーマアムは、学生たちのアイディアから生まれ、地域を盛り上げる手段の一環として位置づけられています。
開発の背景
本プロジェクトは、群馬県内の大学生27名と附属高校生20名が参加しており、地域振興を目的にしています。学生たちは、現地調査を通じて群馬の特性を活かした商品を考案し、最終的に選ばれたのが「カントリーマアム(焼きまんじゅう味)」です。この商品は訪れる人々に群馬の魅力を伝える新しいアプローチであり、なおかつ本格的な焼きまんじゅうの味わいを届けるものです。
PR販売イベントの実施
この商品の発売にあたり、8月に群馬県内でイベントが行われ、学生たちも自らの手で販促活動に参加しました。高崎駅や道の駅を中心に、地元の人々に新商品の魅力を訴求し、実際に手に取ってもらうことで継続的な売上を見込んでいます。学生たちが現場での販売を通じて学ぶことも多く、地域とのつながりを強く意識する機会となっています。
学生たちのコメント
商学部経営学科の櫻井もねさんは、「商品開発の過程で様々な方との関わりを持つことができ、大変良い経験でした。対面でのコミュニケーションの重要性を再認識し、商品が実際に店頭に並ぶのが楽しみです。」と振り返ります。彼女のようにこのプロジェクトに携わる学生たちの多くが、実践的な知識を身に付けながら地域の文化を理解し、商品化に挑んでいます。
まとめ
群馬の伝統的な食文化が新しい形で全国に発信され、地域活性化に寄与するこの取り組みは、不二家の商品展開にも新たな風を吹き込むことでしょう。焼きまんじゅうの優しい味わいを恋しいと思う方々に、ぜひ試していただきたい一品です。商品は8月5日からエリア限定で登場していますので、見かけた際は手に取ってみてください。群馬の新たな土産品として長く親しまれることを目指しています。
不二家の公式ウェブサイトでは、商品の詳細情報も確認できますので、関心のある方はぜひ訪れてみてください。今後も地域との連携を深めながら、群馬を盛り上げていく活動に期待が寄せられます。