玉川高島屋「P.」受賞
2025-11-04 14:49:02

玉川高島屋のフードコート「P.」、2025年度グッドデザイン金賞を受賞

玉川高島屋S.C.のフードコート「P.」が受賞



玉川高島屋ショッピングセンター(以下、玉川高島屋 S.C.)の西館ストリートに位置するフードコート「P.」が2025年度グッドデザイン金賞を受賞しました。このフードコートは、二子玉川駅と商店街をつなぐ位置にあり、地域に根ざした多様な文化やスタイルを表現する存在となっています。

「P.」とは?



「P.」は、Public、Park、People、Pass、Play、Place、Private、Parkingといった、さまざまな意味を持つ言葉からインスパイアされた名称で、地域のコミュニティが集まり、食を通じて新たなつながりを生み出す場所です。複数の店舗が集まっており、訪れる人々がリラックスできる空間が提供されます。

このプロジェクトのディレクションは、安田昂弘氏(CEKAI)が担当し、インテリアデザインは元木大輔氏(DDAA)が手がけました。これにより、単なるフードコートを超えた、広場のような空間が生まれました。

デザインの特長



フードコート「P.」では、通りを主役にしたデザインが施されており、外に開かれた質感が特徴です。外壁ラインがセットバックされており、歩道が広く、全開可能なサッシによって内外の連続性が生まれています。大きなカウンターが設置され、通りと店舗の距離を縮め、店員と街の人々の交流が生まれるように構築されています。

中心に設けられた大きなカウンターは、4つの店舗がシェアして使用し、それぞれの特色が活かされたメニューが展開されています。

この一体感ある空間は、ただ単に食事をする場所だけでなく、待ち合わせや休憩のスポットとしても活用され、本当に地域に開かれた場所へと進化しています。

グッドデザイン賞とは?



グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価の制度であり、1957年に設立されました。国内外のデザインを評価し、人々の生活文化の向上を目指しています。この賞を受賞したことは、デザインの質を高く評価された証であり、地域と市民のつながりを促進する試みが着実に評価されていることを示しています。

審査員の評価



審査員は、通りの幅を広げ、店内と外部をつなぐ全開可能なサッシやカウンターの配置などが、歩道と店舗を一体化して多様な交流を生む居場所を実現している点を高く評価しました。さらに、複数の店が厨房を共有している点も、地域とのつながりを強化し、さまざまな魅力を提供しているとされています。

「P. friends」店舗情報



フードコート内には、以下のような特色ある店舗が集まっています。
1. Mini Massif
ワインバー・レストラン「マッシーフ」のミニ版。昼はペイストリーやサワードウのランチ、夜はおつまみなどが楽しめます。
- メニュー: ファラフェルピタサンド ¥1500、和牛パストラミピタサンド ¥1900など

2. ADICURRY
南アジアのエスニシティを取り入れた国際的なカレー定食スタイルを提供。
- メニュー: トリプルカレーセット ¥2700、チャイ ¥770など

3. Mikkeller Burger
デンマーク発のクラフトビールと放牧牛のジューシーなスマッシュバーガー。
- メニュー: トリプルチーズバーガーセット ¥2100、クラフトビール各種

4. PIZZA SLICE
一人でもみんなでも楽しめるスライスピザ。
- メニュー: ニューヨークマルゲリータ ¥770、チキンナゲット ¥605など

まとめ



玉川高島屋S.C.のフードコート「P.」は、地域交流を促進するデザインが評価され、2025年度グッドデザイン金賞を受賞しました。多様な文化や食を通じて新たなつながりを生み出すこの場所は、今後も地域に重要な役割を果たすことでしょう。訪れる人々にとって、楽しみながら交流できる素晴らしい空間となっています。


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会社情報

会社名
東神開発株式会社
住所
東京都世田谷区玉川3-17-1
電話番号
03-3709-0121

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