生活クラブ共済「ハグくみ」制度が2024年9月から見直し
生活クラブ共済事業連合生活協同組合連合会が提供する「生活クラブ共済ハグくみ」は、2024年9月より制度改定を実施します。この改定は、組合員の意見を反映し、より実用的で手厚い内容に見直されることで、生活を支える仕組みが強化されるとのことです。
「ハグくみ」は、神奈川県で設立された「ステップ共済」が全国に展開したもので、月額1,000円の掛金で多様な保障が得られます。保障内容には入院や通院に関するサポート金、さらには出産祝金など、日々の生活を支え合う制度が含まれています。特に、組合員の意見をもとに、保険内容を柔軟に調整できる点が特徴です。
制度改定の概要
今回の改定に向けて、生活クラブは2,500人以上の組合員からのアンケートを実施。その結果を基にした制度改定プロジェクト会議が行われ、改定内容が決定されました。本セクションでは、具体的な改定ポイントを紹介します。
1. ケガ通院の共済金の増額
ケガによる通院時の共済金が、日額1,000円から2,000円に引き上げられます。組合員からの要望である「保障の充実化」に応える形での増額が決定されました。
2. 退院後サポート金の増額
退院後の生活を支えるサポート金も増額され、金額が1回10,000円から13,000円に引き上げられます。入院日数が減少している現状を考慮し、退院後の保障の重要性が増しています。
3. 被共済者の範囲の改定
特定職業に従事する方々も共済に参加できるよう、制度が改定されます。これにより、力士やボクサー、プロレスラーなど、他の保険に加入しにくい職業の方々も保障の恩恵を受けることが可能になります。ただし、指定職業に従事する際の事故については免責となります。
生活クラブの理念
生活クラブでは「誰もが自分らしく地域で暮らすこと」を重視し、支え合いの社会を実現する活動を続けています。新たな制度改定もこの理念に基づき、組合員相互の経済的なサポートを促進するものです。
ハグくみの特徴
- - 掛金が一律1,000円: 年齢にかかわらず一定の掛金で加入可能。子供を持つ家庭でも安心の制度です。
- - 手厚い入院保障: 死亡保障を抑え、入院・手術に重きを置いたプラン設計。
- - 退院後サポート金: 退院後の生活をサポートするための金銭的援助があります。
- - 出産祝金: 組合員全体で新しい命を祝福する仕組みがあります。
- - 現物給付サービス: 各地域で展開される生活クラブ共済ケアサービスの利用が可能です。
生活クラブ共済ハグくみは、全国の生活クラブ生協によって運営され、厚生労働省から認可を受けています。この仕組みを通じて、多くの人々が助け合い、持続可能な未来に向けて共に歩んでいけることを願っています。詳しい情報は、
生活クラブ共済ハグくみの公式サイトをご覧ください。
生活クラブの取り組み
生活クラブは、日本全国で約42万人の組合員を持つ生協で、持続可能な生活スタイルを目指し共同購入活動を行っています。また、地域に必要な事業を創出するため、ワーカーズ・コレクティブの設立を進めています。生協法制定70周年を迎えた際には厚生労働大臣からの表彰を受けるなど、その活動は国内外で高く評価されています。
今後も生活クラブは、ローカルSDGsの推進や、地域密着の支え合いの仕組みを強化し、循環と共生の社会を目指して進んでいくことでしょう。生活クラブへの加入は、共同体としての意義を感じつつ、安心できる生活を実現する第一歩です。ぜひ、参加をご検討ください。