新たなるESG評価ツールの提供
株式会社ICJとブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズ、そして東京証券取引所の合弁会社であるICJは、日本の上場企業向けに画期的なESG評価分析ツール「ESG Access」の提供を開始しました。このツールは、企業が環境、地域社会、従業員管理、ガバナンスといった分野でのパフォーマンスを発揮するための指標を明確にし、評価できる画期的なソリューションです。
ICJの代表取締役社長、今給黎成夫氏は、「ESGへの取り組みは、日本の上場企業にとって不可欠なものとなっています。ブロードリッジとの連携を通じて、企業が自らのESGパフォーマンスを統一的に分析し、評価できるプラットフォームの提供が可能になったことは、日本の資本市場において極めて有意義です」と述べています。このコメントからも、企業のESGへの取り組みの重要性が伺えます。
ESG Accessの機能
新たに導入されたESG Accessは、800以上の情報源から集められた3億件以上のデータを元に、独自のアルゴリズムを利用して統合的なスコアを算出するサービスです。世界148か国、30,000社のデータを毎月更新し、企業は自社のESGスコアを把握することができます。これにより、従来の手間のかかる作業を省くことができ、効率的にESGスコアの向上に集中できるようになります。
ブロードリッジのインベスター・コミュニケーションズ担当シニア・バイスプレジデント、デミ・デレム氏は、「このツールによって、日本の上場企業は自社のESGスコアを透明に把握し、市場での評価を高めるための改善策を導き出せるようになります。投資家やその他のステークホルダーとの関係を強化するために、このツールは非常に重要です」と語ります。
ICJとブロードリッジの連携
ICJは20年以上にわたり、議決権電子行使プラットフォームの運営を行い、企業と投資家間の対話を促進してきました。特に、2024年6月にはプラットフォームを通じて株主総会における36%の議決権が行使されるなど、顕著な成果を上げています。今後も、新しいESG評価ツールを通じて、企業のコーポレートガバナンスや投資家とのコミュニケーションが進化することが期待されています。
このように、ICJとブロードリッジが提供するESG Accessは、企業がESG評価をより戦略的に活用し、持続可能な成長を目指すための重要な一歩となるでしょう。詳細についてはICJのウェブサイト(
ICJ公式サイト)やブロードリッジのウェブサイト(
ブロードリッジ公式サイト)をチェックしてください。