SusHi Tech Tokyo 2024開催レポート:持続可能な都市の実現に向けたアジア最大級のイノベーションイベント

SusHi Tech Tokyo 2024 開催レポート:持続可能な都市の実現に向けたアジア最大級のイノベーションイベント



東京都は、持続可能な都市の実現に向けた取り組みとして、技術力と魅力を世界に発信するイベント「SusHi Tech Tokyo(サステイナブル ハイ シティ テック トーキョー)」を毎年開催しています。2024年は、4月27日から5月26日までの1か月間、東京ベイエリアにて「SusHi Tech Tokyo 2024」が開催され、430社を超えるスタートアップや世界45都市の代表が集結しました。延べ61万人以上の来場者を集め、アジア最大級のイノベーションイベントとなりました。

グローバルスタートアップ プログラム:未来都市の構想とテクノロジーの未来を議論



「グローバルスタートアップ プログラム」では、アジア、世界を代表するスタートアップ、投資家、大企業、国・都市、学生などが集結し、持続可能な未来都市の構想とテクノロジーの未来について議論を行いました。

  • - 82の国・地域から40,206人が参加
  • - 321都市から434社のスタートアップが出展(海外企業が60%)
  • - 3,485件以上の商談が成立

「未来の都市を構想する」「テクノロジーの未来を語る」「スタートアップを育む」の3つのテーマで、活発な議論が展開されました。プログラムの一部は、YouTubeにてアーカイブ配信されています。

ピッチコンテスト「SusHi Tech Challenge 2024」



世界中のスタートアップが、革新的な技術やアイデアを競い合うピッチコンテスト「SusHi Tech Challenge 2024」では、43の国・地域から507社が参加しました。最優秀賞には、株式会社ファーメンステーションが選ばれ、賞金1,000万円を獲得しました。

株式会社ファーメンステーションは、独自の「発酵アップサイクル技術」を用いて、未利用資源を機能性素材や製品へと変換することで、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。規格外の農産物や食品工場から排出されるバイオマスをアップサイクルし、環境負荷の低減と資源循環に貢献する取り組みが評価されました。

シティ・リーダーズ プログラム:都市の課題解決に向けた国際連携



世界五大陸から45都市のリーダーが集結した「シティ・リーダーズ プログラム」では、都市の課題解決に向けた取り組みや展望について議論が行われました。参加した都市の首長は21名にのぼり、世界の都市間連携を確認し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みをまとめた「コミュニケ」を発行しました。

  • - 基調講演と8つのセッションはアーカイブ配信されています。

「コミュニケ」では、都市課題の解決にスタートアップの技術を活用するプロジェクトや都市間の技術交流を実施することで、実践的な都市間連携を進め、公正で持続可能な社会を実現していくことを目指しています。

ショーケース プログラム:未来都市を体感できる体験型プログラム



「ショーケース プログラム」では、日本科学未来館、シンボルプロムナード公園、海の森エリア、有明アリーナの4つの会場で、2050年の東京を体感できる体験型プログラムを実施しました。延べ61万人を超える来場者を集め、83%の方から満足度の高い評価を得ました。

  • - 都内初となる空飛ぶクルマの飛行が実現
  • - 有明アリーナのステージプログラムはアーカイブ配信されています(一部を除く)。

来場者は、空飛ぶクルマの実物に触れたり、未来の都市空間を疑似体験したりすることで、持続可能な社会の実現に向けた技術革新を肌で感じることができました。

SusHi Tech Tokyo 2024 の成果と展望



SusHi Tech Tokyo 2024 は、都市のリーダー、スタートアップ、企業、市民など、様々なステークホルダーが集結し、持続可能な都市の実現に向けた活発な議論と交流を生み出すことに成功しました。イベントを通じて、関係者間の連携が深まり、未来都市の実現に向けた具体的な取り組みが加速していくことが期待されます。

東京都は、今後もSusHi Tech Tokyoを継続的に開催し、世界をリードするイノベーション創出拠点として、持続可能な都市モデルの発信を続けていきます。

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