スポGOMI甲子園2024・滋賀県大会が開催されました
2024年10月26日、滋賀県青年会館にて「スポGOMI甲子園2024・滋賀県大会」が開催されました。このイベントには、15歳から18歳の高校生たちで構成された17チーム、総勢51名が参加し、高校生たちによる環境への意識向上を目的としたユニークな競技が繰り広げられました。スポGOMIは、規定エリア内にあるごみを拾い、その質と量で得られるポイントを競うスポーツイベントです。参加者は3人1組のチームを作り、限られた時間内でどれだけのごみを集められるかを試みます。
大会の結果と優勝チーム
大会は午前9時30分から12時までの間に行われ、最も多くのごみを集めたチームとして光泉カトリック高校の「ボヘミアムちゃん」チームが見事優勝を飾りました。彼らが拾ったごみの総量は4.34kg、得点は992.5ポイントという高得点です。彼らの勝因は、特にペットボトルを多く集める戦略が功を奏したことでした。
準優勝チームは、「元玉川とアメリカ人」チームで、オリジナルアイテム賞もそこに親しまれる結果となりました。全チームの合計で、イベント中に集められたごみの総量は19.11kg、さまざまな種類のごみが含まれていました。
環境問題への意識を高める意義
今回のスポGOMI甲子園は、単にごみを集めるイベントにとどまらず、環境問題、特に海洋ごみ問題について若者たちの意識を高める意味を持っています。琵琶湖近郊ではあまり海を意識する機会が少ないかもしれませんが、瀬田川を通じて流れ込むごみが最終的に海洋ごみ問題につながることを実感することができた参加者たちでした。
知事からのメッセージ
滋賀県の三日月大造知事もこの取り組みに賛同し、大会に寄せるメッセージを送られました。彼はプラスチックごみ問題に取り組む「しがプラスチックチャレンジプロジェクト」について言及し、県民の日常生活の見直しを促しています。このようなトップダウンなアプローチは、地域全体での環境意識の向上に寄与するでしょう。
優勝チームの声
優勝した「ボヘミアムちゃん」チームは、「初めて参加しましたが、予想以上にごみが多く、ポイ捨ての問題を減らすためには、私たちもSNSなどを利用して啓発活動を続けていきたい」と語りました。彼らは12月の全国大会でも滋賀県代表として優勝を目指して活動を続ける予定です。
まとめ
スポGOMI甲子園を通じて、環境問題への意識を高める若者たちの姿が印象的でした。このイベントは、ただの競技ではなく、海洋ごみ問題や環境全般について考える素晴らしい機会を提供しているのです。今後もこのような取り組みが全国的に広がり、持続可能な未来に向けたアクションに繋がることを期待したいです。