バックオフィスのリアルを詠った川柳たち
多くの企業の裏方で支えるバックオフィス部門。彼らは日々、さまざまなマネジメントや業務、労務課題に奮闘しています。この度、RX Japan株式会社が主催する「第4回 バックオフィス川柳」コンテストが開催され、大賞が発表されました。このコンテストは、バックオフィスで働く人々の思いや悩みを川柳という形で発信する場として、2023年から始まりました。
大賞は「残業を減らす会議が定時後に」
栄えある大賞作品は、「残業を減らす会議が定時後に」という一句です。投稿者の名は「大盛お代わり」さん。詩の中には、働きすぎや残業の問題に対する皮肉が込められており、同じバイタリティーで働く人々には、多くの共感が寄せられました。このコンテストには302句が応募され、1,967票の支持を受けて選ばれたことからも、この一句の持つ力強さが伺えます。
審査員特別賞の二句も注目
さらに、審査員特別賞を受賞した二句も発表されました。一つ目は「AIにやってみろよと言ってやり」という作品で、著者は「雑用王」さん。AIの普及が進む現代において、バックオフィスでのAI活用について考えさせられる内容です。二つ目は「ホワイトな職場支える黒子なり」という一句で、投稿者の「そむおじ」さんが、目立たないが重要な役割を果たすバックオフィスの存在意義を詠んでいます。
コンテストの選考過程とは?
この川柳コンテストは、事務局と特別審査員による厳正な審査を経て行われました。最初にノミネートされた7作品が選ばれ、その後、展示会【東京】総務・人事・経理Weekでの来場者投票とWEB投票によって大賞が決定されました。特別審査員には、さまざまな経験を持つ専門家が参加しており、彼らの視点から選ばれた作品は、バックオフィス職の実情を反映しています。
種類豊富な展示会も要チェック
現在、名古屋で開催中の「総務・人事・経理Week」では、受賞作品が掲示されており、他にも多くのバックオフィス関係者が参加しています。この展示会は、中部地方における最大規模のイベントであり、バックオフィスの課題に合わせた9つのブースが展開されています。参加者はその場で商談や相談、情報収集ができるため、業界の最新動向を感じる良い機会です。
展示会の構成展
- - HR EXPO
- - 会計・財務 EXPO
- -働き方改革 EXPO
- - 健康経営 EXPO
- - 福利厚生 EXPO
- - 法務・コンプライアンス EXPO
- - ワークプレイス改革 EXPO
- - オフィス防災 EXPO
- - 総務サービス EXPO
各種ブースではバックオフィスに関連する課題解決のための情報やサービスが提供されており、非常に有意義な時間を過ごせることでしょう。
このような取り組みを通じて、バックオフィスの業務環境をより良いものにしていく努力が続けられています。川柳を通したコミュニケーションは、ぜひ今後も広がっていってほしいものです。