奈良県での合同研修:児童安全確認の重要性
奈良県及び奈良市において、児童の安全確認のための合同研修が行われました。この研修には、奈良県の児童相談所、警察、そして市町村の職員が参加し、虐待通告を受けた際の立入調査や緊急対応について学ぶ貴重な機会となりました。
参加者と実施内容
研修は、奈良県内から集まった74名の参加者によって構成されました。具体的には、奈良県内の19市町村から26名の職員、県職員3名、29名の児童相談所の職員(中央こども家庭相談センター、高田こども家庭相談センター、奈良市子どもセンター)及び12の警察から16名の警察官が参加しました。
研修の目的は、警察と児童相談所、要保護児童対策地域協議会等の間の相互理解を深め、連携を強化することにありました。このような機会を通じて、児童虐待事案に対する現場での対応能力を向上させることが狙いです。
研修は、以下の3つの主要なセッションで構成されました:
1.
グループ意見交換
参加者を9つの班に分け、虐待事案通報の際の認知や対応について意見を交わしました。
2.
想定訓練
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第1想定訓練:家庭訪問の事前協議とロールプレイ
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第2想定訓練:立入調査、臨検・捜索の事前協議とロールプレイ
この訓練では、実際の業務に即した形でのシミュレーションが行われました。
3.
反省・検討会
訓練の終了後、参加者全員での反省会が実施され、訓練中の対応についてフィードバックを行いました。問題点を共有し改善策を練ることで、参加者のスキル向上を図ることが目的でした。
日時と開催場所
この合同研修は、令和7年11月18日(火)に奈良市役所中央棟の正庁で行われました。時間は午後1時30分から午後4時40分までの約3時間にわたって実施され、多くの職員が参加しました。
まとめ
今回の研修は、奈良県内の児童の安全を守るための重要なステップとなりました。研修を通じて職務の理解を深め、強固な連携を築くことが児童虐待事案に立ち向かう上で不可欠だと再認識されたことでしょう。
このような取り組みが今後も続き、児童の安全が守られる社会の実現に向けて、一層の努力が求められます。
お問い合わせ先
奈良市子ども家庭支援課
TEL:0742-34-5597