阪神電気鉄道株式会社と株式会社阪神タイガースは、2025年3月9日(日)と4月13日(日)に、阪神甲子園球場でジェット風船の実証実験を行うことを発表しました。この取組は、いずれの試合も主に観客のエンターテインメントを向上させ、かつ環境に配慮した方法で新たな体験を提供することを目的としています。
実施日程
実証実験は、次の2つの試合で実施されます。
- - 3月9日(日) 対読売ジャイアンツ戦(試合開始13時)
- - 4月13日(日) 対中日ドラゴンズ戦(試合開始14時)
いずれの日も、試合開始の2時間後までに入場した観客全員に、ジェット風船と専用ポンプのセットが配布されます。特に、うれしいのはこの二つを受け取るための入場券が必要なことです。余計な持ち物を持ってこなくて済むため、観客にとっても便利です。
ジェット風船の使用方法
両日とも、阪神タイガースの7回裏攻撃前に風船を使用することが求められています。観客の方々は、配布されたポンプを利用して舌で膨らませるのではなく、安全かつ楽しく風船を楽しむことができます。使用済みの風船は、球場内に設置される回収ボックスに入れて環境保護に協力することが期待されています。
環境への配慮
今回のプロジェクトでは、エコ素材に着目し、ジェット風船の空気注入部分(笛)の素材にリサイクルペットボトルキャップを再利用する取り組みが行われます。これにより、少しでも環境負荷を減らそうという意識が高まっています。また、ジェット風船のリサイクル方法も今後の計画として検討されており、使用された風船から新しい風船用部品を再生することが視野に入れられています。
注意点
観客にはいくつかの注意事項があり、球場外で購入した風船を使用してはいけません。また、配布日以外での風船使用も禁止されています。子どもたちにも優しい配慮がありますが、3歳以下の子どもも入場券が必要です。風船の使用は、観客同士への配慮をもって行うことが求められ、球場の係員の指示に従って行動する必要があります。
この実証実験は、エンターテインメントの新しい形を模索する阪神グループの努力の一環として位置付けられています。ファンとの絆を深め、環境への配慮を同時に実現するこのイベントは、多くの観客にとって楽しみな体験となることでしょう。今後の動きにも期待が寄せられます。